[東京 22日 ロイター] - NTTドコモ<9437.T>は22日、第6代移動通信システム「6G」のコンセプトを発表した。2030年ごろのサービス開始を目指す。第5世代の「5G」の高速・大容量、低遅延、多数接続といった性能を高めるほか、「宇宙」も視野にカバーエリアの拡大なども進める。

通信速度は100ギガビット毎秒と5Gの5倍程度を想定する。このほか、高度1万メートルの上空や、200カイリまでの海上、宇宙も視野に、カバーエリアを拡大する構え。1平方キロメートル当たり1000万デバイスの接続を可能とし、位置情報の誤差10センチ以下、1ミリ秒以下の低遅延などとした。

5Gの商用化を今春に控えているが、5Gの高度化や6Gの研究開発も進める。移動通信システムはおおむね10年ごとに世代交代している。

(平田紀之)