【幹部直撃】短期の売上よりも大事なこと。フリマアプリの勝ち筋

2020/1/22
個人と個人のモノの売り買いの場を提供する「フリマアプリ」で市場を牽引(けんいん)してきたメルカリ。その牙城に、ヤフーと楽天が迫ろうとしている。
【分析】ヤフー、楽天も欲しがるフリマアプリ。メルカリの牙城を崩せるか
挑戦者から挑戦を受ける側へと変わったメルカリ。
だが、同社の国内フリマアプリ事業の決算数字を見てみると、足元で拡大のペースが落ちつつある。
メルカリは成長の踊り場に達したのか。
そして、大資本の参入にどう応えるのか。
国内メルカリ事業を担当する野辺一也執行役員を直撃した。
野辺一也(のべ・かずや)執行役員 VP of Business Operations/学生時代にIT系ベンチャー創業。事業売却後に外資系コンサルティング会社にて事業戦略・マーケティング等のプロジェクトを担当。2007年に株式会社リヴァンプ立ち上げに参画。2013年から株式会社ローソン上級執行役員マーケティング本部長、オイシックス、ロイヤリティマーケティング(ポンタポイント運営会社)などの社外取締役も務める。2019年2月より、現職。

課題は出品者の増加ペース

──メルカリのこれまでの成長と、現在地をどのように認識していますか。