[マドリード 20日 ロイター] - スペインのマロト産業・通商・観光相は20日、外国から2019年に同国を訪れた観光客が前年比1%増の8370万人となり、7年連続で過去最高を更新したと会見で公表した。また、2020年についても楽観的な見方を示した。

スペインはフランスに次いで世界第2位の観光大国で、観光部門が国内総生産(GDP)の約12%を占める。

マロト観光相は「2020年の見通しは楽観的だ。観光部門は磐石で、全ての課題を克服する力がある」と述べたが、具体的な予想は示さなかった。

2019年は伝統的にスペインへの観光客の中心だった英国とドイツからの訪問が減少したが、アジアと米国からの観光客の増加で補った。