[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)のホーガン欧州委員(通商担当)は20日、外国投資の保護や投資市場へのアクセス拡大に向け、年内にも中国との合意締結を望んでいるが、妥協するつもりはないと述べた。

ホーガン委員はロビー団体主催の会議で、EUは市場開放において中国から「具体的な進展」が示されることを望んでいると指摘。「妥協はEUのためにならない。欧州市場はおおむね開放されており、おそらく世界中の市場の大半も開放されている。そのため(市場の)非対称性のリバランスを期待し、要求することを明示してきた」と述べた。

またEUと中国は交渉を進展させているものの、中国側からの最近の要求には満足していないと主張。中国企業はすでに域内で欧州企業と同等の扱いを受けていると語った。