世界の最富裕層2153人、最貧困層46億人よりも多くの財産を保有 オックスファム
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産業革命時代の資本家は多数の労働者を必要としたけれど、高度に自動化されAIまで登場すると、もはや労働力すら無用ですもんね・・・ そうなると労働の価値が無くなって、当然賃金は低くなる。一部の大金持ちと多数の貧者に分かれて行くのは当然かもしれません。国が介在して再分配できれば良いけれど、たいした資産も持たずグローバルに活動する企業と資本家を、一国の力でコントロールすることは難しい。GAFA相手に本家本元の米国すら税金を取り切れないのが現実です (*_*;
一握りの大金持ちの皆さんが自ら積極的に分配しないと、そのうち巨大な数の貧者が“革命”を起こすかも。これほどの大金持ちの話になると、記事の内容が正しいかどうかさえイメージが湧かないけれど、悲しい市井の庶民の感想です (^^;この構造はさらに酷くなると思います。その理由はテクノロジーによる独占です。例えば、テクノロジーの株が1年で何倍にもなる事はありますが、一般庶民の給料が何倍もなる事はありません。逆に日本は下がっているかも知れません。
その意味で、テクノロジー会社の創業者と投資家の資産は急激に増えてきました。彼らはテクノロジーを創造したという理由だけでなく、永続的な独占でさらにその地位を確保しています。今となっては政府もテクノロジーを解体するのが難しい事がわかってきました。便利で無料で技術的にも解体しようがありません。従って、この構造に関しては、もう諦めるしかないのですが、問題は貧富の差だけでなく、生活出来なくなる人々が増えている事です。シリコンバレーでは昔からのホームレスよりも、普通の人々が車上生活をしている事が深刻な問題です。
この問題を今の資本主義を残しながら唯一解決出来るのが、ベーシックインカム（BI）です。このような独占企業のトランスアクションの全てに一定のフィーをチャージして、それを政府に税金として渡すのではなく、国民に直接支払うという仕組みです。税金は無駄と利権になりますが、国民が使えば景気も良くなります。生涯入ってくると思えば心配なく使えます。しかも生活保護のような管理は不要で、お金持ちにも支払われるので誰も文句はありません。
BIは人々を怠け者にする仕組みではありません。それはBIだけでは生活も苦しいので、生活を良くするためには頑張って働かないといけないからです。BIは浮き輪と同じです。溺れないが、自分で泳がないといけない。非現実な話ではなく、アメリカ民主党大統領候補指名争い中のアンドリューヤン氏のプラットフォームになっており、すでに試験を始めている市もあります。【追記】
つまり、西洋近代の限界。
富の独占はやはり良くない。あまりに酷い格差社会。
一方で、野放図な人口増もよろしくない。そして、無用な経済成長もいい加減止めた方が良い。
＞報告書には驚くべき統計が複数含まれており、「世界で最富裕層22人は、アフリカの女性全員よりも多くの財産を持っている」との記述もある。
また、世界の最富裕層1％がわずか0.5％の追加の財産税を10年間支払えば、高齢者介護と保育、教育、保健の業界に1億1700万人分の雇用を創出可能な金額を賄えるという。
