コムデギャルソン、ショーのかつらに「文化の盗用」と批判噴出
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「海外の方が来日して浴衣や着物を着用していれば微笑ましく思う」のは、「浴衣や着物を着ること」を使って日本人を蔑んだり、バカにしてきた過去が存在しておらず、何の意味ももっていないからです。
日本には多様性がないがゆえにカルチャーの衝突が少ない。浴衣や着物を着ることに、他者と比較した自分のルーツを感じたり、マジョリティーから守りたい大事なものだと感じてる人も少ないでしょう。感じずにすむのは、多様性がないゆえに他者の存在に脅かされることがないからです。
特に髪型は、アフリカ系の人たちにとってセンシティブなもの。彼らがなぜこのコーンロウのようなヘアエクステンションやヘア製品を使うのか(べつにおしゃれしているだけではない)、そこにどういう文脈が込められているのか、世界のファッションブランドなら知っているはずだし、それに無意識だったのは、「アフリカ系は自社の顧客ではない」というメッセージを送っているのと同義かなと思う。
文化の盗用への異議申し立てはもう止められないムーブメント。世界のアパレルがさんざん対応を迫られてきているのに、いまさら少し鈍感過ぎると思うし、「誰かを不快にさせる意図はなかった」「敬意を表したもの」という釈明はもっともだめなタイプのもので、リスクマネジメント的にもアウト。
ちなみに、同じアフリカ系でも、アフリカの人は米国や欧州に比べて文化の盗用にそんなにセンシティブでないです。アフリカにはアフリカ系の人ばかりが住んでいるので、日本と同様、カルチャーの衝突が少ないからではないかと思います。旧植民地支配の国がアフリカカルチャーを使用することには反感がありますが、それはやはり背景的な文脈があるからですね。
そうえいばいま思い出しましたが、キム・カーダシアン・ウェストが、矯正下着ブランドに「Kimono」というブランド名を付けたことに、京都市長が抗議していましたね。日本にも文化の盗用を巡るできごと、ありました。このときは商標登録の問題もありましたが。結果、ブランド名は変更されました。
https://front-row.jp/_ct/17284370エジプトの王子に見えるか、それとも黒人の髪型のようか、それはあまり大きな問題ではなく、大事なのはグローバルブランドが持つ多様性を表現したことだと思います。
盗用でなくずばりインスピレーションの源泉であると断言しておりファッションは完全なるオリジナリティでなくインスピレーションベースなのに、と思ってしまう。引用してはならないではない。キムカーダシアンのキモノは日本人として不愉快だった。今回これをエジプトやアフリカルーツの方がみて不快かどうか。