すかいらーくHD 全店で24時間営業取りやめへ
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注目のコメント
今回の決定は経済合理性によるところも大きいと思いますが、働き方という観点から。
日本で交替制勤務に従事している人の割合は約10%。
健康の面だけ言うと、人間の体は昼に活動することをデフォルトとしているので、やはりそれに逆行する生活は健康に良いとは言えません(例えば看護師やCAなどの不妊や乳がんなどの問題は数十年前から指摘されています)。
今は健康と深夜手当などを天秤にかけている状態です。
当然ですが、24時間ずっと便利や快適な社会の裏には誰かの労働があります。
何が我々にとってより幸せな選択なのか、今一度立ち返ってみる必要があるようにも思います。
【参考】
http://chronobiology.jp/journal/JSC2013-1-011.pdfコンビニにファミレスにスーパー、保険やクレカの顧客(電話)対応など幅広いサービスが、経済成長や生活レベルの向上に併せて24時間体制へシフトしてきた。
それらが徐々に揺り戻ししていく。過剰なほどに親切・丁寧なサービスがどこで落ち着くか。一度上がった生活レベルを下げるのは非常にしんどいけれど、それらサービスの代替となり、暇にさせないのもスマホの普及があってこそ。街の明かりが消えていく。星がキレイに見えていいかもね。深夜にアルバイトが集まらなくなり、若者が減って客も減り、採算も取れなくなった、要はそういうことですから、それも正当な経営判断でしょう。
ただ、両手を上げて喜ぶようなことかといえば、バブル世代の私にはちょっと複雑な気分です。
今や世界を旅すれば、治安上危険な場所をのぞいて、あらゆる大都市の繁華街ではどんどん夜が遅くなっています。
今や世界の主要観光地にとって健全なナイトライフの充実は、必須条件の一つともいえます。
しかし日本では街の灯りはどんどん消えている一方で、夜でも元気なのは東京の都心部だけです。
昼間からお酒を飲んだり、騒いだりする若者はそうはいませんから、エネルギーに溢れ、刺激を求める若い人たちは、今後更に眠らない街である東京を目指すことでしょうし、恐らくインバウンド客もそう志向するでしょう。
バブルの時代には、日本は豊かになったが心は貧しくなった、と言って当時の日本を批判した人たちがたくさんいました。
しかし日本が貧しくなって、これで心が豊かになる、良かったという人は見たことがありません。
中国に追い抜かれ、シンガポールに追い抜かれ、他の国々も迫ってきて、日本はもう後進国だ、未来の展望が見えないという人ばかりです。
それこそ世界の潮流に反して、バブルどころか高度成長期以来47年間も続けてきたことさえ、最早今の日本は維持することができなくなったことは本当に喜ぶべきことなのでしょうか。
どうにも私には釈然としません。
もう今更どんなことを言っても負け犬の遠吠えでしょうし、時代錯誤の懐古趣味に過ぎないでしょうからあえて言ってしまいます。
自分は日本はずっと24時間眠らない国であって欲しかったし、365日24時間ネオンが輝く世界の不夜城であって欲しかったです。
それがもう二度と戻ってこないかもしれないありき日の幻であったとしても、私はそんな日本が大好きでした。