[北京 19日 ロイター] - 中国の国家発展改革委員会と生態環境省は19日、使い捨てプラスチック製品の生産、販売、使用に対する規制を強化する政策を明らかにした。

中国では、大量の未処理プラスチックごみが埋立式ごみ処理地に運ばれたり、河川に投棄されたりしており、使い捨てプラスチック問題は、中国にとって最大の環境課題の1つとなっている。

一方、国連は使い捨てプラスチック問題を世界最大の環境問題の1つと位置づけている。

今回の規制強化により、ポリ袋の使用が2020年末までに中国の全主要都市で禁止され、2022年にはその他のすべての都市と町村でも禁止となる。生鮮品を販売する店舗は、2025年まで規制から除外される。

飲食店のテークアウト用プラスチック製用品や容器も段階的に規制される。飲食業界に対しては、2020年末までに使い捨てプラスチック製ストローの使用が禁止される。2025年までには、中国の全市町村における飲食店での使い捨てプラスチック製品の消費を30%削減することが義務付けられる。