東レ、ICタグの価格5分の1に IoT普及後押し
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あらゆるセンサー素子がスマートフォンの爆発的な普及による恩恵で技術革新と共に単価が劇的に下がってきた背景と同じく、RFIDも普及させるに足りるドライバーが求められているということだと思います。「あればいいよね」からの「ないと困る」への転換はここ数年のテーマ。
注目のコメント
過去にも2017年に類似の記事がある。
https://newspicks.com/news/2185643/
過去にコメントした内容の再掲。
ICタグのコストをこれくらいの原価にまで抑えられるかどうかが普及のポイント。
現状、RFIDタグは10-20円/個と言われているが、既に各社はコストを1/10にすべく技術研究開発を続けている。最終的にはICやアンテナを全て有機物に印刷してしまうという話もある。そこまでいけば、コストは確実に下がるが、技術的にはまだ難しい。有機物は電気の移動度が低い。
コストが下がり切った時に事業規模をどう考えるのか?というのも以前から気になる話。単価が1/10になるなら使用量は少なくとも100倍から1000倍くらいにはなってほしいですよね。じゃないと従業員が路頭に迷うし、研究開発費が回収できない。というか印刷技術と回路設計技術が一般化していったら、何で差別化していくんだろうな。やっぱりシステムまで手掛ける会社が強くなるのか、それとも印刷タグは安すぎるし、もう作らないってなるのか。RFIDの単価が下がることは必須。ユニクロがRFIDにできているのは、個別の製品の単価が数百円~数千円だから。スーパーだと数十円単位のものもあり、それらはRFIDにするとコストが高いし、RFIDのものとそうでないものが混在するとオペレーションが煩雑。
レジ、在庫管理、ダイナミックプライシング、様々な領域で変化が起こる。これは、2つの決定的インパクトがありますね!
一つ目のコストダウンによるICタグが取り付けられる商品の拡大。これは誰もが言ってることです。
もう一つは、ICタグをつけるのは、メーカーなのか、卸なのか、小売りなのかという議論に、終止符が打たれますね。
バーコードのように印刷できるようになるので、RFIDを取り付けるのは、メーカーになります。
あとは、凸版印刷なども同様の技術を持てば、一気に変わりますね。
また、AIビジョンとの戦いにも、勢いが増しそうです!