日米安保60年、変容迫られる トランプ氏「不公平な合意」
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日米安保条約署名60周年記念にしては、トランプ政権下でも深化してきている日米同盟に対して、あまりにも短い一面的な、またニュース性のない記述に終わってしまったことが残念です。トランプ氏による「不公平」発言には懸念はありますが、大統領選前のレトリック重視発言という点も考えられると思います。
ご参考までに:https://newspicks.com/news/4551806?ref=user_569880日米安保条約の成果は疑う余地が無い。日本だけではなく、周辺の地域の安全を維持する「国際公共財」として発展を遂げた。米国の先人はもちろんだが、吉田茂と岸信介の選択と決断、今まで日米安保条約の維持のため力を尽くした全ての先人の努力の成果だと言える。戦後日本の選択は正しかった。
その一方で、日米安保条約について「不公平」だという批判が出ることは仕方ない。この「不公平」批判は理屈こそ異なるが、米国のトランプだけではなく、日本の共産党や社会党など左派にも見られる論調だ。実際のところ日米安保条約は「不公平」に見える部分が多いので、この批判はよく分かる。
しかし、そもそも「公平」とは何だろうか。日本と米国は平時のコストと有事のリスクを分担した関係で、お互いに不足する部分を補い合う双務関係だと言える。日米安保条約の維持発展のため、日本と米国が時代に合わせた修繕は必要だが、そもそも「不公平」という批判に意味があるとは思えない。