【動画で学ぶ】新規事業開発の正しい"型"とは?

2020/1/24
NewsPicksアカデミアでは、各分野の最先端を走る“実践者“たちを講師に迎え、MOOC(オンライン講義)、イベント、ゼミ、書籍、記事などを通じて、最先端の実学を提供しています。
今回は2019年12月25日に開催された「新規事業の実践論」の模様をまとめたイベント動画を配信。ここでは、動画の見どころを紹介します。
また1月24日(金) 22時より24時間限定で、NewsPicksの動画ルームでも配信いたします。アカデミア会員だけでなく、プレミアム会員の皆様もご覧いただけますので、この機会にぜひアカデミアのイベント動画をお楽しみください。

「社内起業家」が求められる理由

企業が持続的な成長を模索する中、近年は「新規事業開発」や「社内起業」に対する関心が高まっています。
しかしベンチャー企業から大企業まで、事業開発への投資額は年々増えているものの、事業を成功へ導くには数多くのハードルがあります。
果たして、どうすれば新たな事業が立ち上がるのでしょうかーー。
今回のイベントでは、NewsPicksパブリッシングが出版した「新規事業の実践論」の著者・株式会社ニューズピックス 執行役員の麻生要一と、ラクスルなどの成長ベンチャーを中心に、約50の事業創造に携わった連続新規事業家・守屋実氏を招き、新規事業開発について徹底議論しました。
イベントは麻生のプレゼンテーション、守屋氏を交えたトーク・Q&Aセッションの2部構成で行われました。
冒頭、麻生のプレゼンテーションでは新規事業開発を取り巻く現状を紹介。
ベンチャー企業の資金調達額がこの6年で約6倍に増えているのに対して、株式会社の設立数は伸び悩んでいます。
この原因について、麻生は「大企業にいる優秀な人材が会社を辞めないのが大きい」と分析します。
日本に根強く残る「大企業信仰」。これを逆手にとり、麻生が進めているのが「社内起業家の育成」です。
「営業マンを育成するように、社内起業家も正しい『型』を伝授すれば育つ」と語る麻生。プレゼンテーション後半は新規事業開発のメソッドを披露します。
そのステップは、①やりたいことを見つけ、②顧客課題を探し、③解決策を生み出し、④最後に儲けを考える
「”儲け”から考えがちですが、それは最後に考えること」と麻生は指摘し、各ステップの詳細を解説します(詳細は動画にて公開しております)。
守谷氏とのトークセッションでは、事前にいただいた質問をベースに議論を進めます。
「新規事業を任せたい人材とは」
「イントレプレナーを育てるために何をすべきか」
「社内新規事業のアイデアの源泉とは」
事前にアカデミア会員の方々からお寄せいただいた質問に対して、麻生と守屋氏が明快に回答します。
またトークセッション中に会場から「”儲け”を重視する経営者をどう説得すればよいのか」という質問が挙がりました。
これに対して、守屋氏は自身の経験を踏まえて「すぐに聞いてもらえないなら、1年以上かけて粘り強く説得するしかない。あとは、外部の人間に新規事業の必要性を説いてもらうと、経営者の理解も早まる可能性がある」と実践的なアドバイスを送ります。
今後ますますニーズが高まるであろう新規事業開発。豊富なノウハウが60分の動画に凝縮されています。
アカデミア会員の皆様は、こちらで動画の全編をご覧いただけます。

来週1月31日(金)はイベント動画・泉田良輔「テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図」を配信する予定です。

動画を通じて、アカデミアの「知」に触れていただければ幸いです。来週以降の配信もお楽しみに。