SBI、筑邦銀行に出資へ メガバンク構想の第3弾
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SBIの構想が着実に前進している印象。金融庁もこうした動きを歓迎している。噂レベルだが、別の複数の地銀の名前も聞こえてきており、2020年はますますSBIの元に駆け込む地銀が増えていきそう。果たして、第4のメガバンクといえるほどの規模にまで拡大していくのか注目したい。
融資環境がより一層厳しくなる中で、SBI連合に加わった地銀が、どうやって収益力を回復していくのか。また、どんな形でシナジーを発揮していくのかが、今後は問われてくる。中長期的には、SBIのEXITのタイミングや方法も興味深い「第四のメガバンク」構想というにはまだ小ぶりですが、SBIの地域銀行提携の第三弾が報じられました。
時価総額とPBRのランキングから見るとかなり見事に下位から順に来ていますね。さらに順繰りに、SBIとの提携か、あるいはその流れに押されて、別の何らかの再編を行う金融機関が一層増えるでしょうね…
第二地銀が一斉に上場し、協会を立ち上げたのが平成元年。令和に代わりいよいよ業界としての大変革期ですね。SBIは規模が小さく自己資本が少ない銀行に出資しています。
SBIがテコ入れを行っても持ち直せる気はしません。
銀行はやはりストックビジネスであるため、地域で大きく劣後している銀行が簡単には浮上できません。
単に、システムを売るためた出資をしたのでしょう。
それぞれの銀行の状況を見るとそれは分かります。
筑邦銀行は第一地銀ですが、島根銀行、福島銀行は第二地銀です。
しかし、いずれも預金残高が8,000億円に未満で、貸出残高が6,000億円に満たない銀行で、預貸率が70%くらいで、平均の66%よりやや上くらいです。
それぞれの地域では、地域で一番大きい第一地銀のシェアは極めて高いです。
筑邦銀行のある福岡では福岡銀行、島根では山陰合同銀行、福島では東邦銀行があり、確固たる地盤が築かれています。
いずれも預金残高が5兆円を超えます。
このような状況で着実にビジネスを伸長させるのは難しいものです。
ですので、SBIとしては、単に、各銀行の預金を用いて住宅ローンを拡販したいか、証券仲介を促進したいのかもしれません。
ところで、第4のメガバンクを作ることは難しいです。
メガバンクは預金残高が100兆円規模です。この規模の銀行を100行以上集めないと届かないです。
せいぜい届いてりそなの20兆円規模でしょう。