ソフトバンク、楽天、DeNA ……IT企業とスポーツビジネス “三社三様”の関わり方
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携帯事業参入時には広告塔として大いに効果を発揮しました。スポーツビジネスとしても選手の育成方針やファン層の拡大施策、旧来の日本の球場からボールパークとしての新しい球場の在り方を訴求、表現して来たと思いますし、これからも進化していきます。また、単にスポーツビジネスとしてではなく、グループシナジーの観点でも法人企業のお客様との懇親の場として有意義に利用しています。上場企業役員訪問の商談では長くても1時間、場合によって多忙な方であれば30分というのが通常かと思いますが、ドームでの懇親はゴルフ同様、長時間お客様と一緒に肩肘張らない環境で時間を共にできます。この貴重な機会はなかなか作れるものではありません。お客様役員層はやはり野球が好きな方が多いです。訪問時のアイスブレイクとしても『ソフトバンク強いねぇ』から入る事も多いですし、上記以外の様々な場面で間接的にグループ貢献を頂いています。
親会社の戦略、経営資源の総量、球団が培ったファンや地域との関係性、ここら辺が異なるので各球団のマネジメントやアウトプットは大きく異なってきます。
もちろん、汎用性の高い理論(抽象)を押さえておく事は大事ですが、個別具体的な中身(具象)はそれぞれの環境に合わせて姿を変えるわけです。
この抽象と具象を行き来すること、大事ですよね!
ちなみに、日本のプロ野球団の運営論理が形成された背景を下記の論文にまとめています。
よろしければお読み下さい。
https://ritsumei.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=997&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=21スポーツ事業を持つ意味に対する、元DeNA池田さんの論考。事業と捉えるDeNA、本業に寄与する楽天は思ってた通りですが、ソフトバンクは「ナンバーワンであることを示す」「資本力でゲームのルールを変える」というブランディング、という見方はなるほどなあ、と思いました。実際そこを本当に狙っているのかは別として、そうなっていることは確かでしょう。そして三社ともプロ野球の世界に入ってきて、大きなプラスの効果を与えたことは間違えない、と思います