[15日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>が15日発表した第4・四半期決算は、金利低下の影響で利益が前年同期比4%減少した。

融資が伸びたことで利益は予想を上回ったものの、ドノフリオ最高財務責任者(CFO)が今年前半にかけて純金利収入が減少すると発言したことを受け、株価は約2%下落した。

債券取引事業の収入は25%増加。前日に決算を発表したJPモルガン・チェース<JPM.N>とシティグループ<C.N>もそれぞれ86%と49%の伸びを記録していた。

融資は6%増え、JPモルガンとシティの伸びを上回った。預金は5%増加した。

ただ、最大事業のコンシューマーバンキング部門の収入は95億ドルと5%減少。米連邦準備理事会(FRB)が昨年3回実施した利下げが主要因となった。

収益性の指標とな純金利マージンは前年同期の2.52%から2.35%に低下。第3・四半期の2.41%も下回った。

普通株主帰属の純利益は67億5000万ドルに減少。前年同期は70億4000万ドルだった。

一時項目を除く1株利益は0.75ドルで、アナリスト予想の0.68ドルを上回った。

収入は223億5000万ドルと小幅に減少した。