「全ゲノム解析」データベース構築へ 伊藤忠商事
NHKニュース
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「遺伝子のデータをビジネスに活用しようという取り組み」は、非常に危険なことでもあります。
記事に書かれるように、ゲノムデータは「究極の個人情報」であり、様々な企業が参入した場合、各企業に信頼が置けるかという問題も生じます。
プロジェクトを促進する上で企業参入への風通しは重要なことですが、マスデータを安全に取り扱うという観点では、医療機関と国で一括管理して、必要な情報だけsecureな状態で各企業と連携する形にしておくべきではないでしょうか。企業が参入するという事自体は重要です。日本のグラント(研究費)の資金源ではこういう事はできませんから。もちろん本来はアカデミア主導でやるべきですが、まずはデータがないとどうしようもない。応援してます!
ただ、UK biobankが2006年から50万人のデータベースを構築している事を考えると、国際競争力としては・・・。しかも、UK biobankでもどれくらいpublic healthに寄与する研究結果が得られたか(社会を変えたか)。おそらく、ほとんど変えていません。間違いなくscienceには貢献していますが。
本来なら、日本政府が主導して、それこそ日本人全員1億人のデータ(genomicsだけでなくmetabolomicsやproteomicsも)を収集するくらいの努力がないと、なかなかpublic healthに貢献する成果は得られないかもしれません。塩崎大臣が主導して動いているようです。こちらも応援しています!