9割が消える? ユーチューバーが迎える試練のとき
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マス化のなかでの必然。スマホゲームが、TV広告で成長したのと同じような流れ。
一方で、手弁当的な面白さが生まれにくくなることの反動は、どこかで出てくると思う。特に一方的に配信することに慣れている世代と、ソーシャルネイティブでやり取りしながら変えていくのに慣れている世代は、結構違うと思う。「ベンチャーが開拓し成功した市場を、後から来た大手がかっさらう」というパターンがここにも。
お笑い芸人が乗り込んできたり、アイドルが乗り込んできたり。
ホワイトボードと軽妙な語り口で歴史や政治・経済を解説する異色の内容「YouTube大学」を19年4月に開設し、またたく間に再生回数が1億6千万回を超えたという、 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦や、「キングコング」の梶原雄太の事例が目を引く。
梶原は「1人で時間を使える魅力」をYou Tube進出の理由として挙げているが確かに他者が仕切るバラエティ番組より自分で自由に作れるYou Tubeの方が思うように自分の売り物をアピールできるだろう。
彼は18年10月にユーチューバー「カジサック」として活動し始めたそうだが、連日のように動画を投稿し登録者は160万人を超えているそうだ。
そして「テレビより収入は上」と。
情報発信にテレビ局や新聞社、出版社といった「インフラ」が必須だった時代は、そのインフラを持つものが権力を握っていたが、インターネットというオープンでただ同然のインフラが開放された現代では「1人1発信局」の様相を見せ、そしてそこに今度はマスコミ媒体を利用していたプロまでもが降りて来る。まさに戦国時代のようだ。
こうなると益々GAFAの力は強大になってゆくな。
ところでユーチューバー相手のマネジメント事務所の存在はこの記事で初めて知った。「(同じことをやってる動画なら)素人より芸能人の方が見られる。ネタや映像の内容で勝負し、芸能人のネームバリューを超えられるかどうか」「いい意味で、テレビとネットの垣根がなくなってきた。クリエーターが多角的に活動するようになる」