【独白・小泉進次郎】僕は「10年に1度」批判される

2020/1/15
この男にとって、2019年は激動の1年だったに違いない。
昨年9月、初入閣した小泉進次郎環境大臣に対して、国民の多くは間違いなく期待していた。実際に世論調査をすれば、決まって将来の首相候補に名前が挙がる人気者だ。
しかし、それから半年の時を経て、世間の評価は大きく変わった。
9月にニューヨークで開催された国連気候行動サミットでの「セクシー発言」が批判され、12月のCOP25でも、「脱炭素」に積極的な姿勢を打ち出せず国際的に非難された。
小泉大臣は2019年をどう振り返るのか。そして、地球温暖化の国際枠組み「パリ協定」が本格始動した2020年に、何を目指すのか。
NewsPicksは率直な質問をぶつけた(取材は12月14日実施)。
小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)/環境大臣。1981年横須賀市生まれ。関東学院大学卒業後、米国コロンビア大学にて政治学修士号を取得。2009年より衆議院議員を務める。2013年に内閣府大臣政務官・復興大臣政務官。2015年から自民党農林部会長、2018年から厚労部会長。2019年9月より、環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)に就任

10年に1度「批判される」

──2019年は、国連の気候行動サミットでの発言やCOP25(気候変動枠組み条約第25回締約国会議)の結果に対して厳しい意見もありました。ご自身では、どう振り返っていますか。