世界初の「3Dプリント住宅街」、完成に一歩前進 メキシコ
CNN.co.jp
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3Dプリンタが有利になる場合は「目的」と「手段」の2つに大きく大別されていて,前者は完成物が自由な形状で結果として高品質なモノがつくれること,後者は完成物をつくるプロセスが低コスト・短時間にできること。
3Dプリンタでコンクリート部材を製造すると,中に補強鉄筋を入れられないので日本みたいに耐震基準が厳しい所ではスペック的に非常に厳しい。つまり住宅をつくる「目的」に有利には働かないわけで。
3Dプリンタで住宅をつくる利点は圧倒的にそのスピードにあるので,この場合はあくまで「手段」として優れているわけです。例えば被災地の仮設住宅とか,あるいはこの記事みたいにある程度頑丈な家屋が行き届いていない地域に手っ取り早く家屋を提供したいという時には,非常に魅力的だと考えています。
この利用方法に関して僕は「プレハブでええんちゃうの」と思っていたけれど,この手の事例が海外で確実に増えているのを見ているとその考えは間違っていたようです。反省します。
一方,耐震基準が厳しい上に住居が有り余っている空き家大国の日本で3Dプリンタ住宅に人間が住むことはまだまだ先の話だろうなあと予想しているけど,これもさっきみたいに外れるといいなァ。