フィリピン マニラ近郊の火山が噴火 国際空港の発着を停止
NHKニュース
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ルソン島では、プレートは西から東へ沈み込んでいて、ルソン島の西側にはそれに伴う火山帯が並んでいます。1991年に大噴火したピナツボもそうですし、今回のタールもその並びにある火山です。
もともと10万年ほど前の噴火により海とつながったカルデラを形成していましたが、1754年の噴火により噴出物で湾口部が埋まってしまったことで現在は湖となり淡水となっています。海にすんでいるはずの魚やウミヘビが淡水にすんでいるとして有名な湖です。
現在も噴火を続けており油断がならない状況ですが、湖から噴火しているため上空に積乱雲が発生しており、活発な火山雷が見られるのが特徴です。
また、すでに上空に広がった雲は上空の南風に乗ってすでに石垣島の目前にまで迫っている状況で、地上への降灰は火山の近くに限定されるものの上空の火山灰を回避しなければならない飛行機にとってはしばらくナーバスな運航を余儀なくされるものとみられます。日本から東南アジア方面に行くには大きく3通りの航空路があるのですが、最悪そのうち2本が使えなくなるため、残る一本に飛行機が集中して混雑し、遅れが出てしまう可能性もあります。マニラ在住です。60キロ離れているにも関わらず今朝はうっすらと降灰がありました。噴煙の高さ15000メートルというと以前住んでいた鹿児島の桜島の噴煙の高さの数倍で、今回の噴火の大きさを物語っていると思いました。