2019年の日本企業M&A件数が過去最多、SBグループ目立つ──レコフ調べ
CoinDesk Japan
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IN-OUTの買収は海外のマーケットの成長を取り込みにいく目的ですね。アサヒによる買収は豪州の高級ビールマーケットを取り込む典型例。三菱UFJ銀行のDZバンク買収はアジアなどの航空機需要を踏まえた航空機ファイナンスの取り込みです。
金融も去年は買収が目立ちましたね。
三菱UFJ銀行のDZバンク買収以外にもダナモン銀行を買収し、SMBCはインドネシアのBTPN銀行を買収しています。
金融については買収は最終的には成功すると思いますが、PMIが大事です。日本企業が関与するM&Aは、国内の業界再編・合従連衡、オープンイノベーションに関連した大企業とベンチャーとの資本提携、事業承継、海外への進出といったあらゆる目的のM&Aが今後さらに増えていくと予想しています。景気の落ち込みがあっても、この趨勢は止まらないと見ています。
2019年のM&A件数が過去最高の4,088件を記録。
M&Aは下記の理由から近年活発化している。
・企業成長を求め海外市場を獲りにいくM&A
・新技術や新サービスの獲得を目的としたベンチャーM&A
・後継者問題による事業承継M&A
ベンチャーM&Aや事業承継M&Aは規模が小さいものが多いので、適時開示要件に該当しないM&Aを含めるとその数は更に膨れ上がる。
また、2020年4月からベンチャー投資減税も導入されるため、ベンチャーM&Aには追い風となる。
経営者の高齢化による事業承継M&Aも引き続き堅調なため、今後暫くの間はM&A領域はホットなマーケットとして注目され続けるだろう。