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役員が傾倒した「和の稽古事」に共通する魅力は

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忘れもしない、前職でもう心身ともにぼろぼろだったころ、
四畳半の部屋で、和敬清寂の意味を師匠から話をされ、特攻隊にいく人に、最後に飲ませてあげた一服のお茶の点前(陣中点)をしたとき、こぼれおちそうな涙を押さえるのに必死でした。いまでも思い出すだけで目が潤います。
ただ、不思議なのですが、その日以降、どこか強くなれた気がします。

心がおれたとき、心身ともに疲弊したとき、そんなときにそっと寄り添ってくれるのが、『道』の世界なのかもしれません。


グローバルで活躍する人ほど、社交の場で自国の文化の紹介をする局面があり、そのときにお茶をたてる、花を生けるというのは、てっとりばやいと。そういう利便性はもちろんありますし、何よりいかなる『道』の世界も、日本というナショナリズムを語るには必要不可欠なものでしょう。

でも、本当の魅力とは、稽古するその本人の精神を強くさせてくれるからなのかなーと。

私のいけばなサロンには議員や弁護士をされる男性はもちろん、女性も第一線で活躍されている方が自然と集まってきています。みなさん忙しいからいつやめてもおかしくないのに、仕事の徹夜明けに花を生けにこられて、そして帰宅して寝られるかた、また遠方からはるばる飛行機や新幹線でいらっしゃるかたまで!

稽古事を癒し、リフレッシュととらえるのではなく、和の稽古を精神の修行ととらえるからこそ、続けることができることができるのかもしれません。

私も本家家元が奈良にいるので東京から奈良まで月一度は通ってますが、時間かかるなかでも比較するのは、100年前、新幹線のない時代に初代家元が、月の半分を東京に通って教えていたこと。このころに比べたら移動も遥かに楽になったと思うことで、多少の移動時間も、かれこれ七年ほど通ってますが、まったく苦になるどころか、奈良でいつもパワーチャージさせていただいてます。

華道歴23年、茶歴も8年とまだまだ道半ばでもないので、わたしにもまだ知らない魅力があるはずですが、続けることでその隠れた魅力に遭遇したいなと思います。
会社以外の居場所から得られるものは大きいと思います。私も着物が好きなのでいつか着付けを.....と思いながら最近はアマゾンプライムかNetflixで海外ドラマを見ながら編み物をするのが楽しみ、和のお稽古ごとではありませんが。。。
効果は3つあると思います。

1.違うコミュニティ

会社とは違う、肩書も組織もないフラットなコミュニティに加わることで、そういったコミュニティの中でのふるまい方を学べます。
それは会社組織内でも応用できることが多いです。

2.東洋思想アプローチ

ビジネスでも西洋思想が主流ですが、「マニュアルとコーチ」による促成栽培ではなく「みとる(観て取る)」という時間はかかるが、個性を維持したまま学ぶ方法を身につけることができます。

3.一芸として自分を助ける

和の稽古事は、海外の人たち向けに「一芸」として披露できます。例えば「空手の型」とかでも人気抜群です。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません