イラク、米軍撤退巡り協議要請 米は「駐留適切」と拒否
Reuters
2020/01/11
[バグダッド/ワシントン 10日 ロイター] - ポンペオ米国務長官が9日、イラクのアブドルマハディ暫定首相と電話会談を行ったことが分かった。会談の中でアブドルマハディ氏は、米軍の撤退を求める議会決議を実行するため、代表団を派遣するよう要請した。
一方、米国務省は10日、米軍の駐留は「適切」と強調、代表団が米軍の撤退について協議する予定はないと明言した。
国務省の報道官は「米・イラクは安全保障ばかりでなく、金融、経済、外交についても対話する必要がある」と表明。またポンペオ氏は記者団に対し、北大西洋条約機構(NATO)の代表団がワシントンを訪問中で、イラクでの任務や負担について話し合うと明らかにした。
米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことを受け、舞台となったイラクでは米イランの対立で実害を被っているとして、米軍の撤退を求める動きが強まっている。
(c) Thomson Reuters 2021 All rights reserved.
関連記事一覧
米韓、在韓米軍駐留費巡る協議決裂 韓国世論の反発強く
Reuters 5Picks
米共和党議員、トランプ氏にドイツ駐留米軍削減計画の再考要請
Reuters 4Picks
シリア撤退の米軍、全員イラクへ IS掃討作戦を継続
朝日新聞デジタル 3Picks
米軍、イラクで報復空爆 親イラン組織の5拠点
共同通信 3Picks
シリア駐留米軍がイラクへ撤退、クルド住民、イモ投げつけ抗議
月刊誌「Wedge」のウェブ版 3Picks
米軍、アフガン撤退条件満たさず タリバンの攻撃停止要求
共同通信 3Picks
米国、イラク当局者に制裁科す構え デモ隊への攻撃受け
Reuters 3Picks
イラク、駐留米軍撤退で協力要請 暫定首相が米大使に、報復懸念
共同通信 2Picks
イラク駐留米軍問題、同国指導者らと適切な結論探る=米国務長官
Reuters 2Picks
削減の米軍兵力、欧州配置を要請 ドイツ国防相がエスパー氏に
共同通信 2Picks