ファストリ、通期営業益下方修正で4期ぶり減益へ 韓国・香港下振れ
コメント
注目のコメント
見逃されがちなポイントをひとつ。
国内外のUNIQLO事業は天候や地政学リスクでドタバタしてますが、それを横目にGU事業の勇躍ぶりが目覚ましいです。
今回の決算発表の対象期間(昨年9-11月の3ヶ月)におけるGU事業は、売上高が前年比11%UPの729億円、事業利益(日本の会計基準でいう営業利益)は44%UPの124億円。営業利益率は17%となり、ついに本家の国内UNIQLO事業の利益率を抜き去りました。韓国、香港は小売全滅。ファストリだけではない。ただ日本にダウンやヒートテック不発。気温戦略の読み間違い。アパレルは気温が大きなボラティリティになる。一方、ベトナムのユニクロは絶好調。ホーチミン1号店は世界の中でもトップ10に入る程の好調ぶり。日本不振、香港、韓国のリスクをベトナムの拡大路線で直ぐにカバーするだろう。
売上高から純利益まで全て下方修正で、市場予想値も全部下回る動き。背景には、韓国不買運動と香港経済悪化、更には暖冬で国内需要も厳しいことも影響のよう。一点良い話があるならば、中国メインランドは増収が続いていること。しかし、近年のファストリ株価は日銀ETF買いの影響か、株価と業績の連動性がイマイチのようにも。明日も、下がっても意外と渋る動きかも