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夜の画像のためはっきりとはわかりませんが、様々な情報を総合するに、発射されたのは革命防衛隊の短距離ミサイルQUIAM1のようですね。
QUIAM1は旧ソ連のスカッドC型ミサイルの改良型で射程は750キロ、CEPは500メートルです。

アル・アイン・アサド基地は大型滑走路が2本もあるイラク第二の基地で、その大きさからすると目標を外しようがないのですが、今回アメリカ軍にもイラク軍にも損害が出ていないという事は、イランは意図して目標を外したのか、ほぼ全弾がアメリカ軍の防空システム(恐らくPAC3)によって撃墜されたということになります。

報道がいまだに錯綜しているので正確ではありませんが、22発のうち17発がアイン・アル・アサド基地、5発がアルビルに飛来したようですが、アルビルの5発は目標から外れたとされており、アイン・アル・アサド基地については被害から考えるにその防空網により大半が撃墜されたと思われます。
やはり正面攻撃ではアメリカの軍事力は抜きに出ており、イランの戦力では太刀打ちができないといえそうです。

今後アメリカの対応次第となりますが、やはりイランとしては効果の薄い正面攻撃ではなく、非正規戦で対抗することにならざるを得ないだろうと思います。
湾岸戦争の時、亡き父が、CNNを始めテレビメディアで空爆の状況を随時放映するのを見て、
「あの空爆の下には一般市民が住んでいるのだろうか?住んでいるとしたら、こうして日本人が家でのんびりしながらテレビで観ていると知ったら許せない気持ちになるだろうなぁ」
と言っていたのを思い出しました。

遠い中東地域のミサイルをこうしてネットで観ることで、戦争の悲惨さに対して麻痺してはいけないなと改めて思います。
角度からすると低高度での弾道ミサイル発射に見えます。
迎撃システムである「THAAD」は低高度の弾道ミサイルを迎撃できないので、警戒したのでしょうか。

低高度の弾道ミサイルにも対応するパトリオットPAC-3が中東に配備されていたはずですが、迎撃できなかったということでしょうか。
日本時間朝のイランによるアメリカ駐留基地の動画はこちらです。夜間の攻撃だったことがわかります。