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コメント
注目のコメント
隣にいた美容師の方に話を聞きました。
かつては、カリスマ美容師のいる大型サロンが人気だった。
お客様も、あの人に髪を切ってもらっているという満足感が大きかった。
大型サロンでは、カリスマが複数のアシスタントを抱え、一人のお客様と接する時間はわずか。
いまは、それよりも共感が大切な時代。
それぞれのお客様の話をしっかり聞いて、SNSも使う。共感できる相手に、髪を切ってもらいたいというお客様が多い。
その結果、鏡ニ・三枚の店舗で独立する美容師がたくさん出てきた。
小ぶりな店が増えたから、倒産件数は増えて当然。
環境により、適切な店舗規模とサービスのありようがある。
インバウンド対応なども場所柄次第。
倒産件数だけでは見えないことが多い、というお話。
以上、現場からでした。一時カリスマ美容室みたいな店舗に通ったこともありましたが、シャンプーやカラーの度にアシスタントが変わるので
オペレーション伝達に時間がかかり
2.3時間美容室に時間を費やすのが耐えられなくなりました。
その後見つけたのが「安い上手い早い」の美容室。
恵比寿でカット3000円。1時間以内で終わります。
1人のスタイリスト(髪を切る人)が
シャンプーからカットまで
全てやってくれるシステムで、時短にもなるし
仕上がりのばらつきがないんです。
何故低価格でこのクオリティが実現出来るのか聞いたところ
アシスタントを置かず、スタイリストと雇用契約ではなく
業務委託で場所を貸す。アシスタントを置かない分、人件費も削減できるそう。
他の美容室でアシスタントから修行し、技術は独り立ちして
いるけど店舗は持てないという美容師を
上手く活用しているなと思いました。
ニュースに反して、この美容室は
目黒とか武蔵小杉とか人気エリアにどんどん店舗を拡大して
いましたよ。確かに美容業界の国内市場は頭打ちだと思いますが、美容業界は経営ができる経営者が少ないのでチャンスはあると思っています。
美容師から美容院の経営者になるケースが多いと思いますが、少し成功しただけでフェラーリ買ったり、高額の時計買ったりして会社の成長を考えるまともな経営者が少ない業界です。だから、国内であってもまともな経営ができる自信がある人だったら成長できる業界です。
QBハウスがシンガポールで成功しているのは、顧客への提供価値がしっかりしているからです。安くて、早くて、安定したサービスを受けられる。そして経営力があるから現地で人を育てて、現地のお客様に愛されている。
シンガポールにはQB以外に日系美容院が30店舗ほど、100人前後の日本人美容師がいますが、きちんと利益を出していると推定できる店は数件にすぎません。理由は、ローカルスタッフを育てられていないからです。
今、美容師のビザを取るには月給で50万円以上の基本給を払う必要があります。法令に準拠して採算をとれている美容師はまれだと思います。
国内は頭打ちだから海外進出というのはそんなに甘くないです。まずは日本で足元固めて経営力を高めることが必要だと思います。