金融リテラシーを測る3つの質問と解消すべきバイアスとは
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本記事の内容に対して、半ば賛同するものの、半ば強い違和感を感じました。
本記事のポイントは、下記の3つの質問に対して、「YESの数が多いほど現時点での金融リテラシーは低く、反対にNOの数が多いほど金融リテラシーが高い」という点です。
・1万円を投資と貯蓄のどちらかに回すとしたら、迷いなく貯蓄を選択する(YES / NO)
・借金は悪いことで、すべきではない(YES / NO)
・大きな財産を築くには、一生懸命働くしかないと思う(YES / NO)
この質問全てにNOと答えると金融リテラシーが高いということですが、その主張はやや短絡的であり、もう少し慎重な議論が必要です。その理由を説明します。
金融リテラシーにおいて最も大切なことは、複利やリスクなど金融の基礎的な概念を正しく理解しているかどうかです。例えば、「少額で借金しても金利が高ければ、やがて借金が雪だるま式に増えてしまう」ということを理解しているかどうかが重要です。
こうしたリテラシーは客観的に測定可能です。例えば、日銀は毎年、大規模なテストを実施して日本人の金融リテラシーを測定し、国際比較しています。
金融リテラシーにおいて2番目に大切なことは、こうして客観的に測定されたリテラシー(理解度)と、本人の自己認識にギャップがないかどうかです。ギャップがある場合、すなわち、自分自身は金融リテラシーが高いと思っているが、客観的に測定してみると金融リテラシーが実は低い場合には、金融詐欺の被害者になりやすいことが、やはり日銀の調査でわかっています。
このような観点から、本記事を改めて読んでみると、金融リテラシーとして本人の自己認識しか測定していません。本記事の3つの質問全てにNOと答えても、それはその人の主観的な金融リテラシーが高いことを意味するだけです。もしもその方が客観的にはリテラシーが低い場合に、むやみに投資や借金を推奨すれば、最悪のケースでは「借金して、詐欺的な商品に投資して失敗し、借金だけが残る」恐れすらあります。
一口に投資や借金といっても多種多様です。本記事の問題意識それ自体には強く賛同するものの、金融リテラシーについて論じる際には、もう少し慎重さが求められるように思います。お金の使い方や資産運用については日本の学校では学べません。
筆者が言うように下記4点について、まずは身近な「お金と向き合う」ことが大事ですよね。そして家計管理が習慣となれば、無駄なお金の使い方や自己投資はしないはず。
①家計管理
②生活設計
③金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択
④外部の知見の適切な活用
idecoや、NISA口座など積極的に活用していきたいと思います。金融リテラシーは学ぶものではないと思います。
経験しながら身につけるものだと思います。
お金とは、人生の岐路に立った時、自分に選択肢を与えてくれるものなのですから、
管理して、増やすことは自由を得るための活動と言っても過言ではないです。
今は、インターネットで情報も集められ、口座も作れるので、金融に触れることはたやすくなっているので、
お金を増やして、自由を得るための活動をしたいかどうかだと思います。