[ベルリン 6日 ロイター] - IHSマークイットが発表した12月のドイツのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.9となり、前月の51.7から上昇した。速報値の52.0を上回り、4カ月ぶりの高水準となった。

PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

新規ビジネスの動向を示すサブ指数は8月以来初めて上昇。企業信頼感サブ指数は4月以来の高水準となった。

IHSマークイットのプリンシパルエコノミスト、フィル・スミス氏は「サービス部門の12月は堅調となったものの、第4・四半期の経済成長としてはせいぜい停滞となりそうだ。2020年第1・四半期に目を見張るようなことは何も見込まれていないが、新規受注や企業信頼感が製造部門とサービス部門で同様に上向き傾向となっており、好転し始めている可能性を示す兆候だ」と述べた。

先週発表された12月のドイツ製造業PMI改定値は43.7で、5カ月ぶりの高水準だった11月の44.1から低下した。[nL4N297249]

製造業とサービス業を合わせた総合PMIは50.2に上昇。前月までは3カ月連続で50割れとなっていた。