1972年「サブスク」、1989年「IoT」…なぜミウラは未来を先取りできたのか?
コメント
注目のコメント
ミウラのボイラ製品もすごいんですが、話を聞けば聞くほどビジネスモデルが秀逸だと感じました。現場の保守・管理を起点として半世紀近く前からサブスクリプション契約をスタートし、インターネットもない時代から機械の異常を電話回線で知らせるIoT(Telephone of Things=ToTですかね?)でメンテナンスを効率化してきた。どちらも三浦工業というメーカーが、自社のビジネスを改善しようと知恵を絞って生み出したアイデアです。
これを支えるのが、全国に1,000人いるフィールドエンジニア。彼らは機器のメンテナンスにとどまらず、顧客との継続的なタッチポイントを作っています。地に足がついているというか、足腰が強さそうな感じ。こういう企業が世界に進出していることが頼もしいし、応援したくなります。三浦工業とかをずっと見ていると、IoT・サブスクと言われても、ずっとやっているじゃんと思う。
ミッションクリティカルな領域で顧客ニーズをかなえようと思えば、産業機械は合理的にこういった形になるものが多い。Komtraxしかり、ダイキンのエアコンメンテなどもそう。
もうそれぞれ30~50年近くやっているわけで、データから運用まで蓄積がものすごい。
三浦について、いつくらいからIoT・サブスクという言葉を使っていたか探してみたら、2016年には言っていた。
https://newspicks.com/news/1890064
https://newspicks.com/news/1681218いやあ、これは何度も読みたい記事。これこそBtBの(いわゆる)理系が輝く技術営業だと感じる。この記事を読んで、ビジネスモデルの秀逸さは感じますが、やはりそれだけでは片手落ちで、これを実行するだけの堅実な人や技術力があるのが大事ですよね。これを今、0から作り出すのは相当に難しいはず。最後は人、って言うのはまさにこんな感じかなと思う。
>> 工場や産業施設で熱を使うところはたくさんあるので、「ここで熱を捨てるのではなく、回収して再利用しましょう」と、ボイラ以外から出た熱も有効利用できるような提案をし、新しい産業機械を導入していただく。
特に弊社は分析に力を入れていますので、お客様の設備が工場に適しているかをさまざまな角度から検証します。その結果から課題を発見し、改善策を提案する。そういったことが今や業務のメインだったりします。
化学工学やら機械工学を学んでいれば、熱、マテリアルのバランスとそこから省エネのポテンシャルぐらいの計算は割と容易にできると思います。強みは、そこに迅速に自社商品を投資効率を換算して提案できるところかなと思います。