外務省「広域情報」で呼びかけ 「不測の事態発生のおそれ」
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「中東地域」といってもいろいろな定義がありますから、西はモーリタニアから東はパキスタンまで、北はトルコから南はスーダンまで入れることもあります。
範囲が広すぎる「注意喚起」なのですが、日本の外務省を含め、ほとんどの政府は特定できないでいるでしょう。
一番危ないのはイラク。
次は、サウディアラビア、UAE、イスラエル、レバノン
といったところでしょうか。イエメンやシリア、リビアは元から危ないですが。
比較的安全なのは、トルコ、エジプト、モロッコあたりであろうと思われます。地域全体をカバーする当然の措置だと思いますが、原油の8~9割を頼る中東がこういう事態になると、我が国のエネルギーにも「不測の事態が発生するおそれがある」よう感じてなんとなく不安です。在留邦人や旅行者は現地から退避できても、原油の輸入が止まればコメさえ国内で作れなくなる日本は退避することができません。風が吹けば桶屋が儲かる式の話ではありますが、我が国が防衛を頼る米国が原油の純輸出国になって中東への依存度を下げたいま、中東を離れて日本のエネルギー源をどうするか、聖域を設けず真剣に考えなくちゃならない時が近付いているんじゃなければ良いけれど (・。・;
日本はイランと親交国なので、日本人を標的にしたテロのリスクは少ないとは思います。ただ、地元であれほど敬愛されていた中村哲さんが殺害されたわけですから「絶対」はありません。最も怖いのは、ソフトターゲットを狙ったテロに巻き込まれることでしょう。これはまったく予測不能です。場所も中東に限りません。刃物ひとつ、トラック一台でテロができてしまいます。まったく組織に属さないロンリーウルフ型のテロも想定しなければなりません。ISに集った若者の中には「自分探し」のケースが多くみられたともいいます。今、テロを完遂すれば、イスラムの英雄です。これに心惹かれる、にわかテロリストが生まれる懸念もあります。それにしても、今回の事態は、パンドラの箱のその底にある箱まで開けてしまったのではと危惧します。