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ピーク時の2014年、1兆円の時価総額だったセラノス。
シリコンバレー内のコミュニティで話題の起業家にオールインする投資家精神があるので、一社に投資が集まることは過去何度かありましたよね。

ふと思いつくのが、規模は異なりますが、NapsterエンジニアでRuptureCEOのシャーン・ファニングとFacebook元役員のデイブ・モリンが創業したSNS Path。リーマンショックの中ユーザー数の割には当時には莫大な70億円近くを調達して話題になりました。
この本の著者であるJohn Carryrou氏は、昨年の夏まで20年間、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記者であり、徹底した調査報道で知られています。

(セラノスの闇に初めて光を当てた、2015年10月のスクープ記事はこちらです。)
https://www.wsj.com/articles/theranos-has-struggled-with-blood-tests-1444881901?

WSJは、去年はWeWorkに関する調査報道を行い、いくつかのスクープ記事もありました。
こうした調査報道は、政府やウォール街やシリコンバレーなど、内輪で意思決定が行わがちなコミュニティに、外部の視点をもたらします。
内輪だけの世界では、どうしても易きに流されてしまいがちで、健全なジャーナリズムの役割は非常に大きいと痛感しています。

10/7追記:山崎繭加さんの素晴らしい書評が去年、出ていたのを思い出しました。
https://note.com/tuttlemori/n/na1dbcc1c6e67?
セラノス、ヤバすぎるな… 下の書評と併せて見て欲しい。エリザベス・ホームズは魔女なのか??w 多くの大物オジさんたちを盲目的に惹き寄せる。訴訟のその後もヤバいww

訴訟真っ最中のエリザベスだが、スキャンダルが大ごとになったと同時に10年以上つきあっていたサニーを捨て、新しい年下の恋人と婚約し、なんと最近結婚した。新しい恋人は、大型ホテルチェーンの後継者で大金持ち。このエリザベスにぞっこんの彼がエリザベスの巨額の訴訟費用を負担するらしい。

時価総額1兆円バイオベンチャー「セラノス」の栄光と崩壊
https://note.com/tuttlemori/n/na1dbcc1c6e67
この本に関しては山﨑繭加さんも詳細な書評を投稿されていて読み応えがあります。
https://note.com/tuttlemori/n/na1dbcc1c6e67
洋書を読むシリーズ大好きです。
まぁしかしみなさんこれ最近のどっかのなんとかビジョンなんとかのWeなんとかと同じ匂いがしませんかね
まぁこのタイミングで出してくる感じもさすがですよね
セラノスの壮大なウソを読むたびに感じることは、他の多くの事件と同じく、成功したから話題になったけど、小さなサギならいくらでもそこら中に転がっていそう。初めはサギでもうまくいった後になかったことにする、もよくありそう
「Bad Blood」が未翻訳であることに、まずは驚きました。

Theranosは、シリコンバレーのエコシステムを逆手にとった巧妙なやり口で「秘密とウソ」でシリコンバレーの重鎮たちをも翻弄しました。

その中心人物は、間違いなくCEOのElizabeth Holmesです。

Theranosは「秘密とウソ」でしたが、最近あったWeworkは「秘密」だけでウソはなかったのですが、原因は同じ「CEOの人格」にあったように感じます。

Elizabeth HolmesもAdam Neumannも、表向きはJediでしたが、裏の顔はDark Side Forceでした。

シリコンバレーでは、悪いことをやってしまうと、二度とコミュニティーに入れてもらえないので、悪い人たちは、早々に退場になってしまうのですが、本当に稀に、こういった感じの「事件」が発生しますね。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
原文を読む面白さを、知っておくと便利なキーワードで綴ったレポートです。すぐ手に取ってよみたくなる。そんな一冊でした。
ほんとこれ面白かったです。Fake it till you make itもですが、個人的に印象に残ってノートに書き写した部分。

Health care was the most highly regulated industry in the country and for good reason : the lives of patients were at stake.
(p.121)

Walgreens was just a business partner. Theranos's ultimate customers would be the patients who came to Walgreens stores and ordered its blood tests thinking they could rely on them to make medical decisions.
(p. 173)

あ、あと、Theranosは”therapy"と"diagnosis"からきた造語なんですが、元々の会社の名前は"Real-Time Cures"。なんで変わったかというと、従業員へのpaycheckに"Real-Time Curses"とtypoがあったからという笑えない話。
今年は洋書を読むと決めていたので、この本は必ず読もう。昨年から投資をする側の視点でスタートアップを見るようになって、初期の頃まず感じたのは「ピッチイベント怖い」って感覚だった。登壇している洗練されたプレゼンができるCEOは、魅力的な輝きを放っていて登壇チャンスを勝ち取ったという事実もあいまって正に“勝ち馬”に見えた。単純に私が冷静で居られたのは「ドローン前提社会の創造」という中心地があったからだとおもう。多くの著名投資家が資金を出していると聞くと、投資をするチャンスを「頂けた」という事だけで盲目的に出すかもしれない。

10戦で1勝のホームランが有れば勝ちだと言って、たとえ短時間でも熟考しない&自分の目で見て一次情報を集めないという事は、VCの仕事をしていく上であってはならない職業倫理感だと、自分はそのように考えようと誓った。

自分自身も起業家側として 「Fake It Till You Make It (うまく行くまで、フリをしろ)」 というスタンスを実践したこともあるので、本当に未来うまくいく状況をつくれているのか?という事を含めてしっかり考えていきたい。
この連載について
世界のビジネス動向をリアルタイムで掴むには、邦訳を待たずして「洋書」を読むに越したことはない。しかし、日本人にとって英語本は高い壁だ。原著を読むための足がかりから、分厚い翻訳書のエッセンスまで。2020年、じっくり読みたい洋書を集めてみよう。