「東芝はベンチャー企業だ」 どん底で見出した日本製造業の勝ち筋
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注目のコメント
「うちの技術者に聞くと、ものづくりのほうがソフトウェアに比べて圧倒的に難しいと言います。だから、勝機があると言っているんです」
これを心から信じてるとしたら驚き
難しさの質が違うだけで、ソフトウェア技術者への敬意と相互理解なくして、価値開発を短期間で仕上げていくのは難しい。自分たちの技術に自信をもつのはいいけど、ビジネスにつなげられるか、注目してます『うちの技術者に聞くと、ものづくりのほうがソフトウェアに比べて圧倒的に難しいと言います。だから、勝機があると言っているんです』
自分はエンジニアではないから、どうだか分からない。ただ、色々な企業を見ていて思うのは、ソフトの難しさとハードの難しさは別物なのだと思う。組織論も関係していて、先に強いところの強みを生かしたいと考えて、それがユーザー本位やエコシステム構築の障壁となることが多い。だからソフト・ハードの両面で成功している企業は、特定領域ではともかく、BtoCの数千万台以上の領域だと見当たらないのだと思う。
その観点では、「〇〇のほうが難しい・簡単」という考え方は外部観察者としては、マネジメントとしても企業の文化・思考の発露としても、リスクを感じる。
あとは本当にハードの方が難しかったとしても、Yasudaさんがコメントされているように難しさとそれがビジネスにつながるか、ビジネスで勝てるかは別問題。
R&Dとしてひたすら難しい領域に挑戦することは一定規模を得た企業においてはすべきだと個人的には思う(それがMoon shotの源泉)。でもそれはビジネスに既につながった事業群と、事業につなげられる部隊がいての話。「うちの技術者に聞くと、ものづくりのほうがソフトウェアに比べて圧倒的に難しいと言います。」
ある一面的には賛成。学生時代はVLSIの研究をしてハードウェアを作っていましたが、一旦作ったら中身を変えられないし、ちょっと挙動がおかしくても配線を予め出しておかないと調べる事もできないし、配線出しておいたとしてもその影響を受けて挙動が変わるし、配線ミスが見つかった日には電子線当てて切ったり逆に酸化膜を掘ってアルミを蒸着させてくっつけてみたり。
ソフトウェアはバージョン管理、デバッガ、プロファイラがあってやり直しがすぐだなんて、なんて天国なんだと思ったことがあります。もちろん、例外はあって、乱数や暗号を扱う場合はそもそもがわからないようになっているのでそのデバッグは大変。逆に、変化のスピードが早すぎて、しかも世界同時多発的に新しいアイデアは生まれるので他のグループに先を越されることなんて日常茶飯事。
両方経験してみて思うのは、大変なのはどの分野も一緒。大変さの種類が違うだけ。