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Appleのヘルスケア進出とその先について、少し深掘りをして書きました。

幕開けの時代を生きる私たちは、それが完全にヘルスケアに溶け込みきったとき、「高齢者」となり、その恩恵や害を受けることになるでしょう。

医療なんて自分には関係ない。そう思っているあなたにも、突然、切っても切れない関係になってしまう日が訪れます。

そして、そうなる前から知っておくべきことが、実はたくさんあります。

ヘルスケアにテクノロジーが起こす様々な変革をただ手放しに称賛するだけでなく、時に立ち止まって考察を深めていただきたい。

そんな思いで、書きました。皆様に是非一度目を通し、考えるきっかけにしていただければ。

直感で美味しそうだとかじりつくそのりんごは、本当は毒りんごかもしれないのです。
ウェアラブルデバイスで病気のスクリーニングを行う場合、やみくもに行うのではなく、誰に、何の病気を検出するべきかを事前に検討しておくこと必要があります。記事にもありますが、まれな病気を有病率の低い集団に対してスクリーニングを行い、病院受診するようアラートを出したとしても、それは「偽陽性」を増やしてしまい、身体に負担のかかる不必要な検査を増やしたり無駄に不安を煽ることにつながります。

一般に高齢者の方が病気になりやすいですが、アップルウォッチなどのデバイスを身につけるのは若年者が多いことを考えると、若年者の有病率が高く、早期発見によるインパクトが大きい疾患にターゲットを絞るべきです。先日、若年者の癌の約8割が女性であることがニュースになっていましたが、若い女性の婦人科系のがんの早期検出はやはりインパクトが大きいと思います。「Apple Women’s Health Study」は妊娠や不妊症、更年期がまずはターゲットのようですが今後そこまで発展するのを期待したいです。
昨年末からApple Watchを使っていますが、確かに心拍数や消費カロリーなどを日々、記録してくれる機能はとても便利です。長時間、デスクワークをしていると立つことを促したり、心拍数が上がれば深呼吸を提案してくれるので、指示に従えば作業効率が上がるのかもしれません。

ただし、記事内でも言及されている通り、それぞれのデータが「何を意味しているか」を理解していなければ、正しく利用できないでしょう。あらゆるテクノロジーで世の中が便利になる一方で、知らなければいけないこと、損することが増えており、大変な時代だなぁとも感じます。
医師を介さない(きちんとした説明が口頭でなされない)のは記事中にあるように危険を孕みますよね。
通販の遺伝子検査もアンジェリーナジョリーが乳がんの遺伝子検査を受けてからだいぶポピュラーになりましたが、実は乳がんの診断は遺伝性(家族性)のものは除外した結果なので、家族歴のある人が通販検査だけで安心するのは超危険だったりします。(なんで除外してるのかというと医療行為に当たるものは制限されてるからで、それも生活者側の利益的にはどうかとは思いますが。)

変に安心してしまうだけではなく、逆に不必要に不安になってしまう面もあるはず。例えば自宅の血圧計で血圧がちょっと高くなっただけで不安になり、更に血圧が上がってしまう、みたいな笑い話は今でも。

そこら辺は拙著(『自分のデータは自分で使う マイビッグデータの衝撃』)を書いた時にも色々考察しましたが、それでも家に体重計や血圧計がない時代より今の方がよほどマシなので、全体としては僕はとてもポジティブな変化だと思っています。

おそらく心房細動含めて未病段階のアラートを色々出せるようになると、人間ドックも病院で検査、というスタイルから変わってくるはず。その時に重要なのは計測できるハードウェアがどれだけ普及しているか、なんですよね。apple watchやfitbitの普及で脈拍は取れるようになった。appleはair podsが普及したからこそHearing Studyをはじめ、Googleはデバイスが弱いからこそfitbit買収に動いた。次に来るのはやはりAR入り口で普及する眼の周りのデバイスでしょうね。
世の中になんちゃって予防医療や悪どい民間医療が普及する中、さすがにGAFAは医療界でも本気で世界を変えようとしています。

これまで医療は病院や診療所で行われていました。そして、在宅医療や遠隔医療の出現により家でも受けられるようになりました。Apple Watchの出現は、これまで「点」でしか得られなかった情報を日々の生活から「線」として取れるようになりました。

記事にあるように、医療という存在が医師から提供されるものから徐々に個人で管理するものに変化しようとしています。日本は風邪や胃腸炎でも病院受診できるほど安価に医療を享受できる国であり、その影響か医療は完全に医師任せとなり、ヘルスリテラシーの低い国となってしまいました。

当然といえば当然ですが、医師の視点で見ると、実は医師のクオリティも玉石混交と言わざるを得ません。

この先最良の医療を享受するためには、個人レベルでのヘルスリテラシーの向上と、信頼できる医師とのつながりが重要になってきます。
医療においてもビッグデータはものすごい魅力で、それを集められるのはGAFAの強み。
ただ、データからなにを取り出すか、それをどう活かすか次第で有意義にも無意味にもなりうるので、ぜひとも次世代にとって役立つ活用がされますように。

個人的にはApple Women’s Health Studyにとても期待。
ついに私も、今までは夜になると外していたApple Watchをつけて寝るようになりました。
Sleepアプリで良質な睡眠が取れているかトラッキングしたいからです。Ringなど色々なウェラブルはあるけれど、Apple Watchの性能と利便性ななかなか超えられてないですね。
ヘルスケアはまだディスラプトされていない一番大きな市場と言われており、データも溢れているので、GAFAが参入しないわけはありません。
グーグルのプロジェクトナイチンゲールなども注目されているし、健康保険業界にもイノベーションがおきつつあるので要注目です。
予防医療のためにヘルスケアガジェットをたくさん購入し利用する。それが、無駄の促進につながるというコメントにおもわずうなずきました。サプリの多量摂取とよく似ています。

GAFAのガジェットに「使われ、健康情報を売られる時代が到来」とは。本当においしいリンゴか毒リンゴかをよく考えなければならないと感じました。
プラットフォーマーが、自身の巨大な顧客基盤を強みにデータ面で差別化を実現できた実例。

ただ、これで、データ量の面でプラットフォーマーが独り勝ち出来るかと思えば、そうではなかったりもします。というか、独り勝ちさせてはいけない。

従来はサイロ化されている、互いに信頼していない、プラットフォーマーほどの顧客基盤を持っていない企業間でいかにデータをプールして共有できるかが鍵だと思っています。

ブロックチェーンの出番かもしれないですし、各個人の元にデータを集約していく時期かもしれない。オープンデータ、MyData、Self-Sovereign Identityはこの流れも組んだりしています。
今は、病院で医者に「最近眠れていますか?」と聞かれて、「まぁ、眠れていると思います」と答えているものが…

これからは「じゃぁ、データを見てみましょう。ここにアクセスのためのパスワードを入れてください。」となるわけですね。

医療分野で圧倒的な優位を誇ってきたAppleと、データ解析分野で頭角を現してきたGoogleの一騎打ちが、既に始まった感じです。

そういった意味では、Googleによるfitbitの買収が、宣戦布告かもしれません。

Apple Watchとfitbitを競合と位置づける方も未だに多いのですが、全く違うセグメントなので、注意する必要があります。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
この連載について
2010年代は、多くの大企業がビジネスモデルの変革を迫られ、新たな産業が勃興した。2020年代には、どんな変化が訪れるのか。先行きが不透明なビジネスの最前線を、有識者たちの予測で見通す。