【ガンダム】ジオン軍はビグ・ザムを量産していたら本当に勝てた? 「太平洋戦争で戦艦大和を量産するようなもの」という声も
キャリコネニュース
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ビグザムの稼働時間は僅か20分弱ほどしかありません。
しかも主装備のメガ粒子砲の用途は対要塞専用で、航行中の戦艦やモビルスーツには命中する事はまず望めないので、モビルスーツ同士の遊撃戦でも戦艦同士の艦隊決戦でも役立たず。
結局ソロモンのような要塞の攻防戦にしか役に立たない機体で、量産など全く現実的ではありませんでした(事実後年になってもどの勢力も量産しなかった)
ではゲルググを量産できたら勝てたかというとこれもダメで、実用化されたばかりのビームライフルは命中精度が悪く熟練パイロットしか扱えず、ビーム薙刀に至ってはまともに使えるパイロットの方が皆無という実用性のない武器でした。
又実績のあるザクやドムと違って一から設計された機体である為稼働率も悪く、アバオタクーの決戦兵器として数を揃えることができませんでした。
その点威力は大きいけれど命中率の悪いビームライフルでなく、素人でも打てば当たる拡散ビーム砲(ビームスプレーガン)を装備し、ガンダムのデーターを流用することで80%以上という極めて高い稼働率を叩き出したジムが最終的に戦場を制したのは、当然と言えます。
しかしジオンはソロモンで連邦に大きな損失を与えており、一方でまだアバオタクーだけでなく、グラナダやサイド3、更にソーラーレイなどの戦力を残していました。
実際にはデギン公王自ら和平交渉に乗り出したのをみてもわかるように、ここで和平を結んでおけば、かなり有利な条件での講和が引き出せたでしょう。
ジオンにたらなかったのは兵器ではなく、外交力だったと言えるでしょう。