コンビニ「元日休業」の実際 「休まらなかった」とオーナーが語る理由
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休まらなかった。これが全てを表しているけれど、そりゃそうでしょうという感想。ご本人もわかっちゃいたけど、それをヒシヒシと体感したってことでしょうね。
小売りの代表格であるコンビニは、休まりようがない24時間365日営業のシステムの上に構築されています。商品開発、製造、物流、納品、販売、アフターフォロー、それらを可能にするバックオフィス業務は一気通貫。
個人的には、個々の判断で時短営業や休日の設定が可能になるような契約はあっても良いと思います。ただ、上記のシステムにのっかりながらそれを実行すると、何かにひずみが出てくる。
一番のひずみは消費期限が短い食品の欠品、もしくはラインナップの減少、それにそこから生まれる売上の機会損失です。
本部側が不条理に強者となる契約内容は見直すべきかと思いますが、オーナー個々人に合わせたオンデマンド営業が果たしてサスティナブルに成りうるか。それを良しとするコンビニはどこでしょうね。ローソンやファミマか。
大手3社で90%のシェアを占めるコンビニ業界に地殻変動は起きるのでしょうか。盲点だったのが、記事にもありますが1月1日を休業したところで1月2日営業用の納品やらなんやらの作業があり、完全に休業には出来ない、と言う点。
フランチャイジーの方々が色々意見を主張するようになってきた印象があり、今後フランチャイズの形が変わっていきそうな予感。コンビニオーナーが、「元旦に休んだら、気が休まらなかった。休んではいけないシステムだと気づいた」とのこと。
休んでも納品が来たら、受け取りに行かないといけなかった…。
コンビニ本部は、その日だけ納品をやめる選択肢はあったと思います。
が、コンビニは、物流が核となる基盤で成り立っているビジネスです。
計画調達、計画生産、計画運営など計画が出来ないチェーンは、弱くなります。
なので、セブンイレブンとファミリーマートの対応には、経営的に、理がかなっています。