【初独占】2020年、僕は「秘密のイチゴ」で革命を起こす

2020/1/1

ミシュランレストランを制覇

世界の中心、ニューヨーク。
ここには、今も昔も、世界中の猛者たちが成功を夢見て、集まる。エンタメ、ファッション、金融、メディア、そして食……。
ここで2020年、新たなイノベーションに挑む日本人がいる。
古賀大貴、33歳。日本のコンサルを経て、米西海岸でMBAを経て起業した「Oishii Farm」を、NYで展開する。
今、彼らが独自の植物工場テクノロジーで生み出す「イチゴ」は、世界から猛者が集まるNYのトップシェフを唸らせ、圧倒的な勢いで、高級レストランへ浸透している。
Chef’s Table at Brooklyn Fare、Atomix、Ateraに、Sushi Yasuda……。
いずれもミシュランに星を輝かせるトップ中のトップレストランだ。その味はまたたく間に広がり、米国のメディアからも取材のオファーが殺到しているが、実は古賀はこれまでほぼメディアに対して、口を閉ざしてきた。
「まだ、うちの企業秘密を、どこにも知られるわけにはいかない」
だが2020年、Oishii Farmは、アクセルを全開に踏み込むタイミングで、NewsPicksの取材に応じることを決めた。今年世界のメディアに先んじて、古賀が我々だけに語った野望と軌跡の一部始終をお伝えする。

ステルスを解禁した理由

──今、御社の「Oishii Berry」は、NYの高級レストランでは知らない人はいない存在となりました。ただ、これまでは、メディア戦略はかなりクローズされてきました。
今、植物工場の業界で高品質なイチゴを量産できるのは、実はうちしかありません。