大晦日史上稀にみる記録的な気温 移動は寒暖差注意
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「大晦日史上稀にみる記録的な気温」って、大袈裟な。素直に「東京は26年ぶり暖かい大晦日」でいいのに。最近はtenki.jp(日本気象協会)さんに、こういう「クリックさせよう」とするタイトルが多い気がします(苦笑)
「暖かさ」の強調しすぎに注意が必要な理由。東京の暖かさは本当に日中の一瞬だけだから。夕方は気温1ケタに急降下するので、油断禁物ですよ!関東でも完全防寒で出掛けてくださいね。
【2019年の大晦日は天気・気温の変化が大きい】
▼本州の日本海側は、はじめ雨でも午後には雪
▼気温は各地で右肩下がり
▼特に西日本日本海側の寒さが厳しく、最高気温は福岡で6℃
▼北風も強いので、極寒の大晦日に
▼一方で暖気が残る関東・東海だけは日中は気温上昇。東京の最高気温は17℃
▼でもこれに騙されちゃダメ。東京は夕方には1ケタ。北風もビュービューに
昼間あったかいと思ってコートなしで出掛けたりなんかしたら、年越しはもう地獄です。新年風邪引いてのスタートにならないよう、年越しは全国各地で完全防寒でお過ごしください。
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※12/31、記録的な高温と書いていたのを記録的な気温と修正しました。
今回タイトルで指摘している記録というのは、12/31大晦日に限った、主に関東の暖かさの記録のことだと思います。低温は記録的なのかも調べてみましたが、福岡の大晦日は最高気温3.8℃とかもざらにあるので、低温は記録的ではないと思われます。
関東で大晦日に20℃を超えたことはなかったので、大晦日の暖かさの記録更新となりました(千葉県内の複数地点で20℃を超えました)
坪田先生も仰っていますが、記録なんて一日に限定すれば何でも作れます。大晦日や元日、三が日、クリスマスイブなど、皆さんの生活の中で意味を持つ日なので、特別扱いも何とか許容されるかなと思って、テレビなどでは報道しています。しかし、暖かいだけが独り歩きしてしまうのは困りものなので、伝え方には注意を払う必要があります。崔さんも寒くなるのもタイトルに入れて欲しいと仰っていますが。。東京の12月の最高気温の記録としては、20℃越えが上位にずらずら並びますので、20℃を超えても気象学的に何か珍しい状況ではありません。ただ、大晦日に限定すると確かに1891年に18.5℃という記録があり、18℃を超える水準となれば130年ぶりということになります。
しかしながら、記録を作るには障害が二つあります。一つは今現在関東に広がっている冷たい空気を吹き飛ばさなければならないという点、そしてもう一つは夕方にかけて急速に北西のいわゆる「からっ風」により冷え込んでくるということです。
関東地方に南風が吹いて気温が上がると予想されるときによくあるのが、南風が予想ほど内陸に入り込まずにそのまま冷たい空気に覆われてしまい、最高気温の予想を大外しするという現象です。今回もまずそれを疑ってかかる必要があります。
仮に最高気温が16℃程度までとなると、千種さんのおっしゃる通り1993年以来の記録となりますので26年ぶりということになります。私もこの程度ではないかとみています。
朝晩は冷え込みますし、元旦の朝に初日の出や初詣にお出かけの方は十分暖かい恰好をしてお出かけになることをお勧めします。からっ風で、風も強い見込みです。