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新STARTは射程5500km以上の戦略兵器の保有総数や内訳を規定する米露の核軍縮条約で、今年8月の中距離核戦力(INF)全廃条約失効に伴って唯一の核軍縮条約となってしまいました。
新STARTでは米露の配備核弾頭数をそれぞれ1550発、それらを運ぶミサイルや爆撃機の数を700(予備を含めて800)としており、これ以上の削減はおそらく難しいでしょう。
他方、新STARTは米露の核戦力に一定の縛りを掛けて軍事バランスを崩さないようにする効果がありますし、条約履行状況を確認するための査察やデータ交換によって秘密の多い核兵器について一定の透明性を確保する役割を果たしています。
それゆえに米露の伝統的な戦略家たちはこの条約の役割を高く評価しており、2021年の失効前に条約延長で合意せよと主張しているわけですが、米国には自国の核戦力を外国との条約で縛られるべきでないという意見も根強く(先日辞任したボルトン氏などが典型)なかなか合意には至っていないというのが現状です。
米ロが、戦略的安定に関する協議を数週間以内に第三国で行う方向で調整中と、ロシアの外務次官が明らかにしたそうです。