サツマイモには「匂い」で敵襲を他のサツマイモに伝える品種がある
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葉がかじられると揮発性化合物のDMNT
(E)-3,8-dimethyl-1,4,7-nonatriene、(ジメチルノナトリエン)
を生成し、このDMNTを感じ取った周囲の葉は、虫の食欲を減退させるスポラミンを葉内部に生成し、食事をやめさせるという流れ。
周囲の個体にまで危険情報が伝達されるのは、植物の揮発性化合物感応、いわゆる「立ち聞き」という現象で、いろんな植物で発見されている機構です。サツマイモにもそういう品種があったのは初めて知りましたが。
そもそも植物は自分で動けないので、その場で天敵からの攻撃を阻止しなければなりません。食べたくなくなるくらい葉をまずくするとか、天敵を呼び寄せて虫を追っ払ってもらうという方法は理にかなっている訳ですね。
ところで忌避活性のある精油を葉の中にもともと持っている植物も多くあり、水蒸気蒸留で取り出すなどして香料として活用されています。僕も好きで少し持ち歩いています。テルペン系の匂いが苦手な人もいるので、使用時には注意。
そういえば僕の上司はテルペン系の匂いが苦手です。
嗅がせてみたら、くっさあああああともがき苦しんでいました。
虫なのかもしれない(コラ