2012年にソニー、東芝、日立製作所の中小型ディスプレイ事業を統合し設立。中小型パネルでは世界トップシェア。Appleが主要顧客。LTPS(低温ポリシリコン)液晶ディスプレイが強み。車載用や反射型、高精細ノートPC向け等、ノンモバイル分野における販売活動を強化。中国、台湾、フィリピンに海外製造拠点。
時価総額
854 億円
業績
新着記事一覧
エヌビディアが新AI半導体 性能30倍、省電力
3Picks
プレスリリース・タイトルリスト 2024/03/19
2Picks
HEROZ、Web制作事業とAI事業を手掛けるティファナ・ドットコムを3月25日付で買収 取得価額は7億3000万円+条件付き対価に
3Picks
コムワークス、NAB 2024にクラウドライブ配信番組制作ソリューション「Cloudstudio」出展[NAB 2024]
3Picks
日産とホンダが戦略的提携の検討を開始 電動化や知能化で
3Picks
中国の自動車販売台数、1~2月は上位10社で339万5千台
3Picks
ネツレン、IH技術で自動車、土木・建築など各業界に貢献 多数の国内シェアトップ製品を源泉に、安定した成長を実現
3Picks
2024年度の電話リレーサービス料について
3Picks
ハバナ症候群、脳損傷のエビデンス無し=米国立衛生研究所
2Picks
エーアンドエー、米Vectorworksに全株式を譲渡しグループ会社に
3Picks
JDIのプレスリリースはこちら。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6740/tdnet/1779746/00.pdf
> 「当社は、この度、特別調査委員会から、現在までの調査において、過年度に在庫を累計100億円程度過大に資産計上し、その後当該過大在庫を全額取り崩していた疑義など、本件について具体的な疑義が存在することが判明した旨の指摘を受けました。」
---
ちなみに私は、以前NPの特集記事「ファイナンス脳:決算書にダマされない。膿はバランスシートに溜まる」で、怪しい会計処理のポイントに関して次のように書きました。
https://newspicks.com/news/3932314/body/
---以前の記事より引用---
【製造業では棚卸資産がカギ】
ソフトウェアと似た話で、製造業における棚卸資産もあります。
工場の運営には、人件費や減価償却費、リース料など固定費が必要です。
会計のルールに基づき、当期に発生した固定費は、その期に売れた製品に振り向ける「PL上の売上原価」と、期末の在庫の「BS上の棚卸資産」に割り振ります。
例えば、業績が悪くなった企業が、期末に向けて製造を拡大して製品の在庫をばっと増やすとします。
固定費は決まっていると、製品を作る数を増やすと、期末に残った在庫に固定費をより多く割り振ることができます。すると当期のPL上の利益が大きくなります。
2015年、当時経営が悪化していたシャープは、主力の液晶事業の競争力が落ち、後に台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されました。
事業は悪化しているはずなのに、なぜ営業利益(体質改善処理前)が出ているのだろうか──。なぜ棚卸資産が膨らんでいるのだろうか──。
そう考えていくと、「直感と合わずになんか変だな」と思っていました。
その後、シャープは、翌期の2016年3月期に、評価減等を理由に棚卸資産関係で775億円の損失を計上しました。
結局、前期における棚卸資産の増加額を吹き飛ばしても「お釣り」が出る規模の損失を、すぐその翌期の決算の計上することになったのです。全体を振り返ってみると、2015年3月末の棚卸資産の評価は甘めだったのでしょう。
まあ、いずれにしても、古典的な手法です。
小型液晶パネルを製造する場合、サプライチェーンが少しややこしくなる。製造メーカーとしては液晶パネルモジュールを完成品として販売するわけだが、モジュール化された状態というのは最終組み立て業者で筐体に組み付けが可能になる状態を指す。
モジュール化されてない状態というのはバックライトやFPCが付いておらず、前面の保護用のガラスやタッチパネルモジュールも貼り付けられてない状態。
JDIの場合、このモジュール化をする工程は自社ないしは協力会社で行うはず。
これらのモジュール化工程を後工程と呼び、液晶パネルを作る工程は前工程とも呼ばれる。
後工程工場は主にアジア圏にあり中国やフィリピンと思われるが、ここへ前工程で完成した液晶パネルを送ると、会計上は仕掛品を送っていることになるだろう。最終的な売上計上は勿論後工程でモジュールが完成した後にEMSに納入する段階と思われるが。
「倉庫にある資産だけが棚卸資産とは限らない」のは当然だろうが、実際には経理の立ち会いの元に棚卸をやるわけで、操作しやすいのはどこかな、と考えると海外なのでは?という気がする。
https://keiriplus.jp/tips/tanaoroshishisan_zeimutyosa/
あとね、液晶パネルモジュールの原価を分析するとコストが大きいのはバックライトモジュール、カラーフィルタ、ガラス基板、ドライバIC、偏光板、液晶あたりだろうか。このうち前工程部材はカラーフィルタ、ガラス基板、偏光板、液晶などになる。
あくまで推測に過ぎません、詳細は調査の結果を待ちたいと思います。
となると、消去方で在庫の過大計上となるのは、本来は20の価値しかない在庫を100のまま計上し続ける在庫評価の意図的な操作しかありません。あるべきはこの100-20=80が損失になるわけですから、80の分の利益を過大計上したことになります。
上記は手口の仮説に過ぎませんが、仮にビンゴだとすると、あずさ監査法人の失態ということになります。在庫評価は極めてリスクの高い監査論点で、内部の審査でも注目される分野ですから。
これだけの粉飾がなされていたというのは、会社全体が腐っている証拠。
原因不明の死者が出たり・・・明らかに尋常な事態ではありません。
こういうときに迅速に動くのが、警察や検察じゃないでしょうか?
行政がらみになるととたんに尻込みしてしまうのは、同じ行政機関としての仲間意識があるからですか?
行政機関の不正を明らかにできない捜査機関は不要です!
正義を実現しましょうよ!!
まさに、不良在庫を積み上げるこういう“粉飾”が頭の中にあったんです。昔からある典型的な手口です。当面の誤魔化しは効くけれど、決して長続きは致しません (^_-)-☆
あまりにも古典的過ぎて、「どうせ担当役員は見抜けない」と舐められていた可能性ありますよね
自殺した経理幹部の人が話した不正とはこの事だったのでしょうか?
相手勘定に現金が動かない仕訳が多いので誤魔化しやすい経理処理ではありますが、それでもこの割合ならば、何かは感じると思うのだけれど…
いずれにせよ、具体的な手法は第三者委員会の報告書待ちですね。皆さんがコメントされている通りで、極めて古典的な粉飾決算です。
あまりに古典的なので、最近では珍しい粉飾決算です。
→東芝のパソコン事業は、製造過程で外部委託で作られた部材が東芝に戻る際の経理処理で粉飾していましたね、確か。
若い公認会計士の方々は、必読の報告書になるでしょう。
なお、在庫とありますが、
商品→外部から購入した在庫
製品→自ら製造した在庫
になります。