米ボーイングCEOが辞任 737MAX問題引責
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10月にボーイングの会長職とCEOが分離されるというアナウンスがありましたがCEOはもっぱら737MAXの一刻も早い運航再開をめざすポジションとして置かれていた模様です。2019年内には運航再開するという目標を掲げていたものが、結果としてはまだまだ見通しが立っていない状況であることから、取締役会から引導を渡されてしまった形となったようです。
タイミングとしては数日前に有人宇宙飛行に向けた新型ロケットの軌道投入に失敗しており、ボーイングとしても今年の不名誉について、年内に払拭する姿勢を見せたかったものと想像されます。
なお新CEOは、2006年から13年までニールセンのCEOをされていたほか、キャタピラー社の取締役もされている方とのことです。ボーイング生え抜きの技術者上がりの人材というわけではなさそうです。CEOが辞任して、現在の会長がCEOに就きます。
しかし、これで体質改善されるとは思えません。
300人を超える方が亡くなったのです。しかも、ボーイングは隠蔽や虚偽報告もしています。
ボーイングは事故の1年前に欠陥を認識していて、アメリカ航空運輸局に報告をしていなかったのです。
人の命を乗せる航空機メーカーとしての社会的責務はどこにいったのでしょうか。
このような行為は組織ぐるみであり、CEOをすげ替えたとしても体質改善には至らないでしょう。ウチの12歳は去年かな、学校に行かない宣言をして、フリースクールの東京シューレに所属しています。
シューレはボーイングジャパンから、今までいろいろな形で、応援をしてもらっていて、先月はSTEMプログラムの招待を受けました(このプログラムのためにアメリカシアトルからスタッフが来日しました)。
ウチの12歳も参加して、実はあんまり楽しくなかったみたいですけど(変人なので…すみません!)、どんな商売してようと、国から補助を得られていない不遇なフリースクールを支援してくれている、その一点において、私はこの会社をとてもじゃないが、悪く言う気になれません。気分の問題として。