アベノミクスで円安になっても景気の押し上げ効果が薄かった理由
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アベノミクスによる円安が景気にそれほど効かなかった理由を考えてみました。
「輸出数量が増えなかったから」ですね。企業行動が以前と異なり、地産地消を心がける企業が増えた事、などが原因なのでしょう。
輸出数量が増えないと、円安は景気にマイナスに効く経路もあります。輸出企業の利益増は設備投資等にはつながらない一方で、輸入企業が輸入物価上昇分を消費者物価に転嫁すると、消費が減るからです。設備投資が増えていないことが原因ではないでしょうか。
本来、円安になると国内での設備投資が増え、有効需要が増えるはず。
しかしリーマンショック以降、企業はデフレマインドになっており、景気拡大期でも国内設備投資はそれほど増加していない。
製造業での売上高は2005年に輸出量を海外現地法人の売上が上回った。
設備投資額も2011年に国内設備投資を海外現地法人の設備投資が上回った。
人口減少社会でも、国内に設備投資したくなるような政策がもっと必要だと思います。