「島」ごと自動運転特区に?そうすれば実験場にもショーケースにもなる
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中国には、莫大な資金と、広大な土地、さらに法律も規則も自由に変えられる共産党という統治者が揃っています。危険を伴う新しい実験であっても、無人島のような、十分な広さを持った場所を確保でき、また、反対の世論を抑え込んででも、実験を実行することができます。
日本や欧州各国では、場所の確保が難しく、反対が強ければ、政策決定者は次の選挙を考慮して、反対意見に配慮せざるを得ません。規則を変えたり、実験を強行したりすることは難しいのです。
日本や欧州各国の企業にとって、中国の条件は魅力的でしょう。危険なことであっても、新しいことを、どんどん実験できるのですから。開発や製品化のための有利な条件を、中国は備えていることになります。
中国では、自動運転車が無人島を出て走り回るのも、さほど遠い未来ではないかもしれません。そのタイミングは、共産党が決めるでしょう。民主主義国家も、リスクや問題を怖がってばかりいては、新しいモノを導入するのが遅れる可能性があります。一方で、国民の安全を損ねてまで強制的に新しいモノを導入するのでは本末転倒です。新しい技術は、皆が幸せな生活を送れるようにするために使われるべきだと思います。
また、中国の自動運転車の技術は、軍事装備品にも用いられるようになるでしょう。軍用無人機です。それを支えるのが、ネットワークであり、AI技術であり、ビッグデータ・マネージメント技術です。中国の「軍民融合」は、技術面でも中国の軍備増強を助けます。テンセントが島を買ったと聞いて、職場兼スマートシティ実験場かと思ったけど、ほんとにそれになるっぽい。
東京は埋立地もあと50年程度でいっぱいになるようだがその辺りを一気にスマートシティ化できたりしないだろうか。
リスクはたくさん出てくるだろうけどインパクトも大きい気がする