一部のヘッジファンド、英中銀の会見内容を数秒早く把握

コメント

注目のコメント

• 岡村 聡

  S&S investments 代表取締役

  ・2019年12月19日

  HFT業者にとっては、数秒先回りできればその間に何百万回以上の取引できるという、ほぼ無限ともいえる時間のアドバンテッジ
• 井上 哲也

  野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部　シニア研究員

  ・2019年12月20日

  FTによるオリジナルの記事によれば、関与が指摘されているプロバイダーは、BOEだけでなく、FRBやECB、日銀についても“fast access”を標榜していたようなので、事態は意外と広がりを持つ可能性もあります。
  
  既に他の専門家が示唆されているように、不正なアクセスでなくとも、映像データと音声データにサイズの違いが大きいのであれば、後者を僅かに速く配信することも可能かもしれず、その時間差は一部のプレーヤーにとって十分な収益機会を与えるかもしれません。
• 小川 一

  毎日新聞 客員編集委員

  ・2019年12月20日

  映画『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』を想起します。ニューヨーク証券取引所とカンザス州のデータセンター間1600キロメートルを光回線でつなぐプロジェクトの物語でした。ハミングバード（ハチドリ）が1回羽ばたく時間「0.001秒」が莫大な価値を持つ時代。数秒早く音声にアクセスすることにも、こんな価値があったわけですか。しんどい時代です。