(ブルームバーグ): 米ウィーワークは事業部門の1つを8カ月前の買収額の4分の1未満で売却することで協議している。交渉に詳しい関係者が明らかにした。同社は経費削減と資産売却に努めている。交渉が部外秘だとして関係者が匿名を条件に語った。

同関係者によると、投資家とハイテク企業幹部のグループはウィーワークからマネージド・バイ・キューを5500万ドル(約60億円)弱で取得することで交渉を行っている。同部門は今年ウィーワークに2億2000万ドルで売却されたと伝えられている。

オフィス環境の管理サービスを提供するマネージド・バイ・キューの共同創業者ダン・テラン氏もグループの一員。同氏は先週、アブダビでの会議で事業を買い戻す計画の可能性について言及していた。ウィーワーク、テラン氏のいずれもコメントを控えている。

マネージド・バイ・キュー買収は、ウィーワークの共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めていたアダム・ニューマン氏の事業多様化を図る取り組みの一環だった。その後、ウィーワークの新規株式公開(IPO)計画が頓挫し、投資家からの圧力でニューマン氏は9月にCEOを辞任。ソフトバンクグループがウィーワークの親会社ウィーの過半数株取得で合意。2400人の削減や資産売却を進め、本業のシェアオフィス事業に集中するといったウィーワークの再建策を支援している。

原題:WeWork Is in Talks to Sell Managed by Q at a Huge Discount (1)(抜粋)

(3段落目以降に詳細を追加して更新します.)

--取材協力:Ellen Huet.

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