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【予言】楽観主義とは少し違う。ピンカーの未来予測

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    人類は、テクノロジーの進歩によって全ての人を幸せにすることに、すでにたびたび失敗しています。産業革命以降、19世紀には世界中で生産力自体は上がり続けています。その状況に、最も楽観的な希望を持ったのはマルクスという人でした。生産力が上がり続けた未来では、「万人が能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」という社会が物理的に可能になる、という予言をしました。その後に起きたのは、二度の世界大戦と、マルクスの予言を実現するためにつくられたソ連の恐怖政治体制でした。
     現在でも、世界的に生産力は増え続けています。日本でも、餓死者が出るようなことは無くなったし、今の若者は、30年前に比べてもはるかに娯楽の選択肢がある、ということがいわれます。この状況が全ての人を幸せにしたかというと、どうも違います。日本の若者も、あまり実感としては幸せではないようです。
     生産力が増え続け、物が豊かになり、娯楽が増えれば全ての人が幸せになるかというと、どうも違うようです。今戦争が起きているシリアやイエメン、リビアにしても、ヨーロッパや北米に流れ込んでいる数百万人の移民、難民にしても、親の代よりも生活が苦しくなったというわけではありませんでした。それでも不満が爆発するまで溜まり、戦争にまでなっています。
     一つには、格差があるからでしょう。テクノロジーの進歩で、かつての歴史では考えられないような天文的な金額の金持ちが出てきています。インターネットや各種メディアで、それを容易に知ることができます。
     中国の今を見ていても、(これがテクノロジーを駆使した全ての人が幸せな社会になるだろうか)と考えると、かなり疑問に思えます。
     物が豊かになったのを見せつけられて、どうだ、お前たちはもう満足だろう、幸せだろう、といわれても、そうは思えない人たちが多そうです。人間を幸せにするのは、もっと、家族とか、宗教とか、他の人から肯定されるとか、何らかの集団に帰属している、ということなので、そういうものが失われる世の中だと、むしろ不幸に感じるのでしょう。


  • NewsPicks NewsPicksパブリッシング副編集長

    スティーブン・ピンカー教授の未来予測を、『21世紀の啓蒙』よりお届けします。

    個人的には「未来の世界はどんなふうに進歩しているか」もさることながら、「そもそも"進歩"とはどういう性質のものか」についてのピンカーの見解に共感します。

    進歩は、その真っ只中にいる人々にとってはまるで実感されず、何十年も後になって初めて「ああ、世界は進歩していたんだ」と気づかれるもの。そして一つの進歩は別の問題を生み出し、それを解決するためにまた新たな進歩が求められる━その繰り返しなのだと。

    ちょっと長いですが、ぜひお読みいただければ幸いです。


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    NCB Lab. 代表

    GDPというメジャーで国家の経済成長を測るのは時代おくれ、ということがよくわかりました。測定の連続性を考えるとGDPをなくすことはできないかもしれませんが、新たな指標と併走させることは可能です。

    “鉄と小麦の経済”ではなく、情報やデータというタイプの経済を測る指標が必要と感じました。


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