[東京 18日 ロイター] - 富士フイルムホールディングス<4901.T>は18日、日立製作所<6501.T>の画像診断機器事業の買収すると発表した。買収額は1790億円。2020年7月の買収完了を予定している。

富士フイルムHDは中期経営計画でヘルスケア分野の成長を重点戦略に位置付けている。18年には細胞培養に必要な培地を手掛ける米アーバイン・サイエンティフィック・セールス・カンパニーとアイエスジャパンを買収。今夏には米製薬大手バイオジェン<BIIB.O>の製造子会社、バイオジェン・デンマーク・マニュファクチャリングを買収した。

日立製作所はIoT(モノのインターネット)事業に経営資源を集中させる構えで、相乗効果などに基づいてグループ会社の整理・統合を進めている。