英、移行期間の延長禁止へ 「合意なき離脱」の懸念高まる
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新貿易協定を11ヶ月で締結しないと、新貿易協定なきまま離脱する 、というハードな内容。ジョンソン首相は誰もが「無理」だと思った、EUとの新たな合意案策定を、「あいつなら本当にやりかねない」と狂気じみたイメージとモメンタムを作ることで、更なる延期のデメリットがイギリスに偏っていた交渉不利な立場を解消して、実現した。その際に、「本人が本当に合意なしで突き進んで良いと思っていたかどうか」は本人以外には分からない。今回も11ヶ月で貿易協定など無理だと誰もが思う。さて本人の本心はどこにあるのでしょうか。
ちなみに、イギリスでは上院選挙はないので、最大で5年間、(造反や離党がなければ)与党は国政選挙なく政権運営できます。その際の鉄則として、(特に経済的な)痛みのあることは政権発足当初1年目にやりきって、経済情勢がよくなっている時に選挙をすることです。多くの人は統計指標などの絶対的な水準ではなく、昨日よりも今日が良いと感じるか、明日はもっと良いと感じられるか、という相対的な肌感覚で景気を感じます。仮にジョンソン首相が本音では、EU離脱が経済に悪影響を与えると認めていたとしたらなおさら、その影響を3年後からとかではなく、来年から出してしまいたいと思うかもしれません。
全て憶測ですので…。これ合意できるのか?EU側は後に続かれないように強気の姿勢を崩さないはず。
イギリス側は経済的損失をできるだけ少なくさせたいはず。今回はイギリス側の独断行動であり非常に厳しい条件になるはず。
イギリスの更なる没落の始まりにならないといいですね。