会計SaaSの先駆者、freeeの資本政策。素早い成長を支えた海外投資家
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注目のコメント
freee上場おめでとうございます。
TMTセクターで北米を含めた144AのグローバルオファリングのマザーズIPOはメルカリに続き史上2例目です。
海外投資家比率が高いとバリュエーションが上がるという事ではありません。SaaSのバリュエーションの知見のある投資家をターゲティングし、需要の質を踏まえた国内海外トランシェの設定かと思います。
・目論見書記載価格を1,660円~1,940円でレンジ開示
・国内海外のロードショーの結果を踏まえて仮条件の上限を引き上げてディールがホットであるというモメンタムの形成(1,800円~2,000円)
・ブックビルディングの結果2,000円で価格決定
・25%アップの2,500円で初値(理論上のIPOディスカウントを解消するプライシング)会計SaaSは海外でもバリュエーションがつきやすい傾向。東南アジアだとXeroというクラウド会計ソフトが頑張っていて、彼らはオーストラリアの市場に上場してますが株価はずっと上がり続けている。時価総額は8,000億円越え。
クラウド会計ソフト(人事労務ソフトもありますが)という単品商品で現時点では大赤字ですが、C向けのビッグデータがアリペイなどのスーパーアプリがかき集めている行動・購買データなら、B向けのビッグデータは企業の財務データ。
そんなお宝をおさえているクラウド会計ソフトはやれることが多く、まだまだポテンシャルを秘めていると思います。