33自治体で「一部データが復旧不能」に――日本電子計算のIaaS障害、いまだに復旧見通し立たず
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注目のコメント
EMCのストレージのファームウェアのバグによる障害とのことです。
別ベンダーですが、ストレージのファームウェアの障害で、ニフティクラウドは、完全復旧に1ヶ月以上を要しています。
https://pfs.nifcloud.com/info/2018/02/post-103.html
自治体クラウドは、監視プログラムにもバグがあり、バックアップがとれていなかったものがあり、15%の仮想マシンは復旧不可能だそうです。
IaaSは、その名のとおりインフラに過ぎず、仮想マシン、仮想ストレージのデータ保全の責任はユーザー側にあります。クラウドベンダーは、バックアップを取ってはいるものの、データを保証しているものではありません。オンプレと同じように、データのバックアップはユーザー側が取るものです。
ちゃんとバックアップを取っていた自治体は、たとえ仮想マシンが復旧できなくても、新たな仮想マシンを作り、バックアップデータをリストアすることで、復旧可能です。
今回のようなことがあるので、クラウドであっても、クラウド上にシステムを構築した知見、実績のあるベンダーに発注することが重要ですね。