アップルが従業員に遺伝子検査サービス無料提供。「治療」から「予防」へ
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Amazonも今年の9月からら従業員向けにオンライン診療サービスのパイロット事業である「Amazon Care」をスタートさせています。
オンライン薬局のPillPack、Health Navigatorを買収しており、ヘルスケア領域参入への準備を着々と進めています。
しかしながら、過去Google Healthも苦戦したように、ヘルスケア領域では様々な利権が絡むため、まずは従業員向けから慎重にスタートしている印象です。
今回のAppleの取り組みも、いずれ拡大することを視野にいれながら、まずは従業員向けのパイロットプログラムから慎重にスタートする感じでしょうか。NewsPicksのシリコンバレーUpdateでも紹介されていたニュースですが、その中で気になっていた一点がこのEngadgetの記事では解説されていました。良記事です。
「アップルは別の子会社を設立し、臨床ソフトウェアの発注と管理を行う業務の運営を任せている」
それにより「雇用主が従業員の最も機密性の高い健康情報に直接アクセスできないようにする規制を守っている」とのこと。仮にオプトインであっても「雇用主が従業員の遺伝子情報を集めて製品開発に使う」ことには問題がありそうと考えていたのですが、ちゃんと規制が存在し、Appleもその点は考慮しているようです。
日本にもこのような「雇用主が従業員の最も機密性の高い健康情報に直接アクセスできないようにする規制」は存在するのでしょうか。従業員の個人情報に直接アクセスはしなくても、個人を特定不可能な形式のデータにして、規模の大きなサービスに活用していくのかな。
Appleを疑う見方になってしまいますが、Siriの音声データを外部請負業者が聞き取り、詳細を内部告発されている。規約上は問題無いものの、ユーザーに明確な説明は無く、結果的にプロセスを見直し、ユーザーに謝罪した。
管理を任されているAppleの子会社は信用出来るのか、従業員向けの規約に違反しない範囲で何が出来るのか気になります。
『アップルはプライバシー上の懸念に応えてSiriの応答評価を停止中 – TechCrunch Japan -』
https://jp.techcrunch.com/2019/08/03/2019-08-01-apple-suspends-siri-response-grading-in-response-to-privacy-concerns/